JAJSOP8A November 2023 – August 2024 LP5812
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
LP5812 は、4 つのハイサイド PMOS スキャン スイッチと 4 つの定電流シンクを内蔵しています。各 OUTx (x = 0、1、2、3) には 1 つの PMOS スキャン スイッチと 1 つの定電流シンクが搭載されています。PMOS スイッチのソースは、VCC に接続されています。デフォルト設定での通常動作中、スイッチは OUT0 から OUT3 へ順にオンになります。同時に、スイッチとして動作する OUT が 1 つだけ選択され、他の 3 つの OUT は定電流シンクとして動作します。このようにして 4 × 3 行列が ¼ 多重比で形成されます。OUT のスキャン順序は、「Dev_config_2」レジスタで設定できます。
図 6-2 に、4 つの出力の簡略化された TCM 方式のタイミング図を示します。ディスプレイ フレーム全体には、4 つのサブ期間が含まれています。各サブ期間には、調光期間とブランク期間が含まれます。スイッチング期間では、1 つの出力がスイッチとして選択され、他の 3 つの出力は電流シンクとして選択されます。ゴーストを除去するため、隣接する 2 つのスイッチング周期の間にブランク時間を適用します。
1 つのサブ期間のサイクル時間 Tsub は 式 1 のように計算されます。
1 つのフレーム時間全体 Tframe は 式 2 のように計算されます。
LP5812 は、「Dev_Config_1」レジスタの「led_mode」ビットを使用して、直接駆動モード、TCM 駆動モード、混在駆動モードに構成できます。混合駆動モードには、さまざまな出力のために直接駆動モードおよび TCM 駆動モードの両方が含まれています。この方式により、LP5812 は、LED 平均電流、LED 数、PCB レイアウトについて、最大限の柔軟性をもって LED を構成できます。