JAJSJC3A May 2021 – November 2021 LP5860
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
LP5860 のアナログ調光は、電流ゲイン制御を設定することで行われます。各 LED の電流ゲインを制御する方法は複数あります。
MC は、各電流シンクの最大電流 (IOUT_MAX) を設定するために使用され、この電流が各 LED ドットの最大ピーク電流となります。MC は、3mA から 50mA までを 3 ビット (8 段階) で設定できます。本デバイスの起動時に、MC データはデフォルト値 (15mA) に設定されます。
データ リフレッシュ モード 1 では、新しいデータが更新された直後から MC データは有効です。モード 2 とモード 3 では、高速データ リフレッシュ時の MC データの予期しない変更を防止するため、すべてのチャネルがオフのときに MC データを変更する必要があり、Chip_en レジスタの「Chip_EN」ビットが 0 に設定されているときにのみ、新しい MC データが更新されます。そして、「Chip_EN」が 1 に戻った後、新しい MC データが有効になります。Dev_config3 の「Down_Deghost」と「Up_Deghost」は MC と同様の方法で機能します。
3 ビット MAXIMUM_CURRENT レジスタ | IOUT_MAX | |
---|---|---|
2 進 | 10 進 | mA |
000 | 0 | 3 |
001 | 1 | 5 |
010 | 2 | 10 |
011 (デフォルト) | 3 (デフォルト) | 15 (デフォルト) |
100 | 4 | 20 |
101 | 5 | 30 |
110 | 6 | 40 |
111 | 7 | 50 |
LP5860 デバイスは、3 つの色グループの出力電流を別々に調整できます。各色のために、本デバイスは「CC_Group1」、「CC_Group2」、「CC_Group3」に 7 ビットのデータを持っています。したがって、すべての色グループ電流は、最大出力電流 (IOUT_MAX) の 0%~100% の範囲を 128 段階に調整できます。
18 の電流シンクは、次の 3 つの色グループに固定的に割り当てられています。
7 ビット CC_GROUP1/CC_GROUP2/CC_GROUP3 レジスタ | IOUT_MAX に対する出力電流の割合 | |
---|---|---|
2 進 | 10 進 | % |
000 0000 | 0 | 0 |
000 0001 | 1 | 0.79 |
000 0010 | 2 | 1.57 |
- - - | - - - | - - - |
100 0000 (デフォルト) | 64 (デフォルト) | 50.4 (デフォルト) |
- - - | - - - | - - - |
111 1101 | 125 | 98.4 |
111 1110 | 126 | 99.2 |
111 1111 | 127 | 100 |
LP5860 は、DC 設定によるドット電流機能を使用して、各 LED の出力電流を個別に調整できます。本デバイスを使うと、LED の輝度の偏差を個別に調整できます。各出力の DC は 8 ビット深度で設定されるため、(IOUT_MAX × CC / 127) の 0%~100% の範囲を 256 段階に調整できます。
8 ビット DC レジスタ | (IOUT_MAX × CC / 127) に対する出力電流の割合 | |
---|---|---|
2 進 | 10 進 | % |
0000 0000 | 0 | 0 |
0000 0001 | 1 | 0.39 |
0000 0010 | 2 | 0.78 |
- - - | - - - | - - - |
1000 0000 (デフォルト) | 128 (デフォルト) | 50.2 (デフォルト) |
- - - | - - - | - - - |
1111 1101 | 253 | 99.2 |
1111 1110 | 254 | 99.6 |
1111 1111 | 255 | 100 |
要約すると、各電流シンクの電流ゲインは以下のように計算できます。
時分割多重スキャン方式では、スキャンの数が N の場合、各 LED ドットの平均電流 IAVG は以下のように示されます。