JAJSP11A August 2022 – December 2022 LP5891-Q1
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
LP5891-Q1 は、48 の定電流源と 16 のスキャン FET を備えた高集積の共通カソード・マトリクス LED ディスプレイ・ドライバです。LP5890 のように 16 × 16 および 32 × 32 の RGB LED ピクセルを駆動するだけでなく、3 つの LP5891-Q1 デバイスは 48 × 48 の RGB LED ピクセルを駆動でき、4 つの LP5891-Q1 デバイスをスタック接続すると 64 × 64 の RGB LED ピクセルを駆動できます。低消費電力を実現するため、共通カソード構造によって、赤、緑、青の LED に独立した電源をサポートしています。さらに、非常に低い動作電圧範囲 (最小 2.5V の Vcc) と非常に低い動作電流 (最小 3.6mA の Icc) により、LP5891-Q1 の動作電力は大幅に低減されています。
LP5891-Q1 は、多数のデバイスによるデイジーチェーン接続と高いリフレッシュ・レートをサポートすると同時に、電磁干渉 (EMI) を最小化するため、高速立ち上がりエッジ伝送インターフェイスを実装しています。本デバイスは最大 50MHz の SCLK (外部) と最大 160MHz の GCLK (内部) をサポートしています。その一方で本デバイスは、狭ピクセル・ピッチ (NPP) LED ディスプレイ・アプリケーションと小型 / 超小型 LED 製品における表示に関するさまざまな課題 (最初のスキャン・ラインの輝度低下、上側および下側ゴースト、低グレイスケールでの不均一性、カップリング、LED の開放または短絡に起因するキャタピラー) を解決するための拡張回路とインテリジェント・アルゴリズムを統合しています。そのため、LP5891-Q1 はこのような用途での理想的な選択肢と言えます。
LP5891-Q1 は LED の開放 / 弱短絡 / 短絡検出と動作中の取り外しにも対応しており、接続されているデジタル・プロセッサにこの情報を報告することもできます。