JAJSU93 April 2024 LSF0002
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
「イネーブルとディセーブルのガイドライン」セクションで説明されているように、一般的には VEXT,B > VEXT,A + 0.8V が推奨されますが、この設計に追加事項を考慮すれば、本デバイスは VEXT,B < VEXT,A + 0.8V の条件でも動作できます。
代表的な動作 (VEXT,B > VEXT,A + 0.8V):このシナリオでは、適切な降圧変換に A 側でプルアップ抵抗は必要ありません。B から A への降圧変換時には、A 側の I/O ポートは VEXT,A でクランプされ、適切な電圧変換が行われます。デバイスの動作の詳細については、『LSF ファミリを使用した降圧変換』ビデオを参照してください。
VEXT,B < VEXT,A + 0.8V 動作の要件:このシナリオでは、VEXT,A と VEXT,B の間に、A 側の I/O ポートが VEXT,A にクランプされるのに十分な電圧差はなく、VEXT,B - 0.8V に近い電圧にクランプされます。たとえば、VEXT,B = 1.8V、VEXT,A = 1.2V の場合、A 側の I/O は 1.0V 付近の電圧にクランプされます。したがって、このような条件で動作させるには、次のような設計上の追加考慮事項を満たす必要があります。
図 8-4 に、LSF0002 を使用して 1.2V ↔ 1.8V の変換を実行するこのセットアップの例を示します。このタイプのセットアップは、「推奨動作条件」の表に従っている限り、1.8V ↔ 2.5V、1.05V ↔ 1.5V など他の電圧ノードにも適用されます。