JAJSQI4 june 2023 LSF0101
PRODUCTION DATA
信号が A から B に駆動され、An ポートが High になると、スイッチがオフになり、プルアップ電源電圧 (VPU) に接続されているプルアップ抵抗により、Bn ポートが Vref_A より高い電圧に駆動されます。この機能により、方向制御を必要とせずに、ユーザーが選択した高電圧と低電圧の間でシームレスに変換できます。ハイサイドには、プルアップ抵抗が常に必要です。ローサイドには、デバイスの出力のローサイドがオープン・ドレインである場合、または入力のリーク電流が 1µA を超える場合にのみプルアップ抵抗が必要です。
LSF を使用した昇圧変換では、最大データ・レートとシンク電流に注意してください。最大データ・レートは、出力信号の立ち上がりエッジに直接関係します。シンク電流は、電源値と選択したプルアップ抵抗値に依存します。式 1 に最大データ・レートの式、式 2 に最大シンク電流の式を示します。どちらも推定値です。高速で動作させるには、RC 値を小さくする必要がありますが、これには強力なドライバも必要です。回路部品に基づく推定データ・レートとシンク電流の計算については、『LSF ファミリを使用した昇圧変換』ビデオを参照してください。