JAJSQI4 june 2023 LSF0101
PRODUCTION DATA
「イネーブル、ディセーブル、およびリファレンス電圧のガイドライン」セクションで説明されているように、一般的には Vref_B > Vref_A + 0.8V が推奨されますが、この設計に追加事項を考慮すれば、デバイスは Vref_B < Vref_A + 0.8V の条件でも動作できます。
代表的な動作 (Vref_B > Vref_A + 0.8V):このシナリオでは、適切な降圧変換に A 側でプルアップ抵抗は必要ありません。B から A への降圧変換時には、A 側の I/O ポートは Vref_A でクランプされ、適切な電圧変換が行われます。デバイスの動作の詳細については、『LSF ファミリを使用した降圧変換』ビデオを参照してください。
Vref_B < Vref_A + 0.8V 動作の要件:このシナリオでは、Vref_A と Vref_B の間には A 側の I/O ポートが Vref_A にクランプされるようにするための十分な電圧差がなく、電圧が Vref_B - 0.8V とほぼ等しくなります。たとえば、Vref_B = 1.8V、Vref_A = 1.2V の場合、A 側の I/O は約 1.0V の電圧にクランプされます。そのため、このような状況で動作させるには、次の設計に関する追加条件を満たす必要があります。
図 9-5 に、LSF0101 を使用して 1.2V ↔ 1.8V の変換を実行するこのセットアップの例を示します。このタイプのセットアップは、「推奨動作条件」の表に従っていれは、1.8V ↔ 2.5V、1.05V ↔ 1.5V など他の電圧ノードにも適用されます。