JAJS263H July 2000 – May 2018 MSP430F133 , MSP430F135 , MSP430F147 , MSP430F1471 , MSP430F148 , MSP430F1481 , MSP430F149 , MSP430F1491
PRODUCTION DATA.
MSP430F14x、MSP430F14x1、MSP430F13xマイクロコントローラでサポートされるデバッグ機能を、Table 7-1に示します。利用可能な機能の詳細については、『MSP430用Code Composer Studio ユーザー・ガイド』を参照してください。
MSP430のアーキテクチャ | 4線式JTAG | 2線式JTAG | ブレーク・ポイント | 範囲ブレーク・ポイント | クロック制御 | 状態シーケンサ | トレース・バッファ | LPMx.5デバッグ・サポート |
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MSP430 | ○ | × | 3 | ○ | × | × | × | × |
設計キットと評価モジュール
MSP-FET430U64 は、強力なフラッシュ・エミュレーション・ツールで、MSP430 MCU 向けのアプリケーション開発をすぐに開始するために必要なハードウェアとソフトウェアが含まれています。この中には、ZIFソケット・ターゲット・ボード(MSP-TS430PM64)とUSBデバッグ・インターフェイス(MSP-FET)が含まれており、JTAGインターフェイスを使用してインシステムでMSP430のプログラムとデバッグを行うために使用できます。フラッシュ・メモリは、数回のキー操作により、数秒で消去およびプログラムできます。また、MSP430のフラッシュは消費電力が非常に低いため、外部電源は不要です。
MSP-TS430PM64はスタンドアロンのZIFソケット・ターゲット・ボードで、JTAGインターフェイスを使用してインシステムでMSP430 MCUのプログラムとデバッグを行うために使用されます。
ソフトウェア
MSP430Wareソフトウェアは、すべてのMSP430デバイス向けのサンプル・コード、データシート、その他の設計リソースを、1つの便利なパッケージとしてまとめたものです。既存の MSP430 MCU 設計リソースの完全なコレクションに加えて、MSP430Ware ソフトウェアには、MSP ドライバ・ライブラリという高レベルのAPIも含まれています。このライブラリにより、MSP430ハードウェアを簡単にプログラムできます。MSP430WareソフトウェアはCCSのコンポーネントとして、またはスタンドアロンのパッケージとして入手できます。
すべてのMSPデバイス用に、内蔵の各ペリフェラルをさまざまなアプリケーションの要求に応じて構成するためのCコード・サンプルが用意されています。
ブートローダ(BSL)は、MSP低消費電力マイコンに組み込まれているアプリケーションです。ユーザーはBSLを使用してデバイスと通信を行い、メモリとの間で読み書きを行えます。この機能は主にデバイスのプログラム、プロトタイプ作成時、最終製品の生産、サービス時に使用されます。必要に応じて、プログラム可能メモリ(フラッシュ・メモリ)とデータ・メモリ(RAM)の両方を変更できます。
MSP IQmathおよびQmathライブラリは、Cプログラマ向けの高度に最適化された高精度の算術関数のコレクションで、浮動小数点アルゴリズムをMSP430およびMSP432デバイスの固定小数点コードへシームレスに移行できます。これらのルーチンは通常、最適な実行速度、高精度、超低消費電力が重視される、演算集中型のリアルタイム・アプリケーションで使用されます。IQmathライブラリとQmathライブラリを使用すると、浮動小数点演算を使用して記述した同等のコードに比べて、実行速度を大幅に高速化するとともに、消費電力の大幅な削減が可能です。
開発ツール
Code Composer Studio (CCS)は、すべてのMSPマイクロコントローラ・デバイスをサポートする統合開発環境(IDE)です。CCSは、組み込みアプリケーションの開発とデバッグに使用される、組み込み用ソフトウェア・ユーティリティのスイートです。CCSには、最適化C/C++コンパイラ、ソース・コード・エディタ、プロジェクト・ビルド環境、デバッガ、プロファイラなど、多数の機能が含まれています。
MSP Flasher は、FETプログラマまたは eZ430 を経由し、JTAG または Spy-Bi-Wire (SBW) 通信を使用して MSP マイクロコントローラをプログラムするための、オープン・ソースでシェル・ベースのインターフェイスです。MSP Flasher は、IDE を使用せずにバイナリ・ファイル (.txt または .hex) を MSP マイクロコントローラへ直接ダウンロードできます。
MSP-FETは強力なエミュレーション開発ツールで、多くの場合にデバッグ・プローブと呼ばれます。ユーザーはこのツールを使用して、MSP低消費電力MCUのアプリケーション開発をすぐに始めることができます。MCUのソフトウェアを作成する場合は通常、結果として得られたバイナリ・プログラムをMSPデバイスにダウンロードし、検証とデバッグを行う必要があります。
MSP Gang プログラマは MSP430 または MSP432 用のデバイス・プログラマで、8つまでの同一の MSP430 または MSP432 のフラッシュまたは FRAM デバイスを同時にプログラムできます。MSP Gang プログラマは、標準の RS-232 または USB 接続を使用してホスト PC と接続し、柔軟なプログラミング・オプションが用意されているため、ユーザーはプロセスを完全にカスタマイズ可能です。