JAJSFF4D May   2018  – December 2019 MSP430FR2153 , MSP430FR2155 , MSP430FR2353 , MSP430FR2355

PRODUCTION DATA.  

  1. 1デバイスの概要
    1. 1.1 特長
    2. 1.2 アプリケーション
    3. 1.3 概要
    4. 1.4 機能ブロック図
      1.      改訂履歴
  2. 2Device Comparison
    1. 2.1 Related Products
  3. 3Terminal Configuration and Functions
    1. 3.1 Pin Diagrams
    2. 3.2 Pin Attributes
    3. 3.3 Signal Descriptions
    4. 3.4 Pin Multiplexing
    5. 3.5 Buffer Type
    6. 3.6 Connection of Unused Pins
  4. 4Specifications
    1. 4.1  Absolute Maximum Ratings
    2. 4.2  ESD Ratings
    3. 4.3  Recommended Operating Conditions
    4. 4.4  Active Mode Supply Current Into VCC Excluding External Current
    5. 4.5  Active Mode Supply Current Per MHz
    6. 4.6  Low-Power Mode LPM0 Supply Currents Into VCC Excluding External Current
    7. 4.7  Low-Power Mode LPM3 and LPM4 Supply Currents (Into VCC) Excluding External Current
    8. 4.8  Low-Power Mode LPMx.5 Supply Currents (Into VCC) Excluding External Current
    9. 4.9  Production Distribution of LPM Supply Currents
    10. 4.10 Typical Characteristics - Current Consumption Per Module
    11. 4.11 Thermal Resistance Characteristics
    12. 4.12 Timing and Switching Characteristics
      1. 4.12.1  Power Supply Sequencing
        1. Table 4-1 PMM, SVS and BOR
      2. 4.12.2  Reset Timing
        1. Table 4-2 Wake-up Times From Low-Power Modes and Reset
      3. 4.12.3  Clock Specifications
        1. Table 4-3 XT1 Crystal Oscillator (Low Frequency)
        2. Table 4-4 XT1 Crystal Oscillator (High Frequency)
        3. Table 4-5 DCO FLL, Frequency
        4. Table 4-6 DCO Frequency
        5. Table 4-7 REFO
        6. Table 4-8 Internal Very-Low-Power Low-Frequency Oscillator (VLO)
        7. Table 4-9 Module Oscillator (MODOSC)
      4. 4.12.4  Internal Shared Reference
        1. Table 4-10 Internal Shared Reference
      5. 4.12.5  General-Purpose I/Os
        1. Table 4-11 Digital Inputs
        2. Table 4-12 Digital Outputs
      6. 4.12.6  Digital I/O Typical Characteristics
      7. 4.12.7  Timer_B
        1. Table 4-13 Timer_B
      8. 4.12.8  eUSCI
        1. Table 4-14 eUSCI (UART Mode) Clock Frequencies
        2. Table 4-15 eUSCI (UART Mode) Switching Characteristics
        3. Table 4-16 eUSCI (SPI Master Mode) Clock Frequency
        4. Table 4-17 eUSCI (SPI Master Mode) Switching Characteristics
        5. Table 4-18 eUSCI (SPI Slave Mode) Switching Characteristics
        6. Table 4-19 eUSCI (I2C Mode) Switching Characteristics
      9. 4.12.9  ADC
        1. Table 4-20 ADC, Power Supply and Input Range Conditions
        2. Table 4-21 ADC, Timing Parameters
        3. Table 4-22 ADC, Linearity Parameters
      10. 4.12.10 Enhanced Comparator (eCOMP)
        1. Table 4-23 eCOMP0
        2. Table 4-24 eCOMP1
      11. 4.12.11 Smart Analog Combo (SAC) (MSP430FR235x Devices Only)
        1. Table 4-25 SAC, OA
        2. Table 4-26 SAC, DAC
      12. 4.12.12 FRAM
        1. Table 4-27 FRAM
      13. 4.12.13 Emulation and Debug
        1. Table 4-28 JTAG, Spy-Bi-Wire Interface
        2. Table 4-29 JTAG, 4-Wire Interface
  5. 5Detailed Description
    1. 5.1  CPU
    2. 5.2  Operating Modes
    3. 5.3  Interrupt Vector Addresses
    4. 5.4  Memory Organization
    5. 5.5  Bootloader (BSL)
    6. 5.6  JTAG Standard Interface
    7. 5.7  Spy-Bi-Wire Interface (SBW)
    8. 5.8  FRAM
    9. 5.9  Memory Protection
    10. 5.10 Peripherals
      1. 5.10.1  Power Management Module (PMM) and On-Chip Reference Voltages
      2. 5.10.2  Clock System (CS) and Clock Distribution
      3. 5.10.3  General-Purpose Input/Output Port (I/O)
      4. 5.10.4  Watchdog Timer (WDT)
      5. 5.10.5  System Module (SYS)
      6. 5.10.6  Cyclic Redundancy Check (CRC)
      7. 5.10.7  Interrupt Compare Controller (ICC)
      8. 5.10.8  Enhanced Universal Serial Communication Interface (eUSCI_A0, eUSCI_A1, eUSCI_B0, eUSCI_B1)
      9. 5.10.9  Timers (Timer0_B3, Timer1_B3, Timer2_B3, Timer3_B7)
      10. 5.10.10 Backup Memory (BKMEM)
      11. 5.10.11 Real-Time Clock (RTC) Counter
      12. 5.10.12 12-Bit Analog-to-Digital Converter (ADC)
      13. 5.10.13 Enhanced Comparator
      14. 5.10.14 Manchester Function Module (MFM)
      15. 5.10.15 Smart Analog Combo (SAC) (MSP430FR235x Devices Only)
      16. 5.10.16 eCOMP0, eCOMP1, SAC0, SAC1, SAC2, and SAC3 Interconnection (MSP430FR235x Devices Only)
      17. 5.10.17 Cross-Chip Interconnection (SACx are MSP430FR235x Devices Only)
      18. 5.10.18 Embedded Emulation Module (EEM)
      19. 5.10.19 Peripheral File Map
    11. 5.11 Input/Output Diagrams
      1. 5.11.1 Port P1 Input/Output With Schmitt Trigger
      2. 5.11.2 Port P2 Input/Output With Schmitt Trigger
      3. 5.11.3 Port P3 Input/Output With Schmitt Trigger
      4. 5.11.4 Port P4 Input/Output With Schmitt Trigger
      5. 5.11.5 Port P5 Input/Output With Schmitt Trigger
      6. 5.11.6 Port P6 Input/Output With Schmitt Trigger
    12. 5.12 Device Descriptors (TLV)
    13. 5.13 Identification
      1. 5.13.1 Revision Identification
      2. 5.13.2 Device Identification
      3. 5.13.3 JTAG Identification
  6. 6Applications, Implementation, and Layout
    1. 6.1 Device Connection and Layout Fundamentals
      1. 6.1.1 Power Supply Decoupling and Bulk Capacitors
      2. 6.1.2 External Oscillator
      3. 6.1.3 JTAG
      4. 6.1.4 Reset
      5. 6.1.5 Unused Pins
      6. 6.1.6 General Layout Recommendations
      7. 6.1.7 Do's and Don'ts
    2. 6.2 Peripheral- and Interface-Specific Design Information
      1. 6.2.1 ADC Peripheral
        1. 6.2.1.1 Partial Schematic
        2. 6.2.1.2 Design Requirements
        3. 6.2.1.3 Layout Guidelines
    3. 6.3 ROM Libraries
    4. 6.4 Typical Applications
  7. 7デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 7.1 はじめに
    2. 7.2 デバイスの項目表記
    3. 7.3 ツールとソフトウェア
    4. 7.4 ドキュメントのサポート
    5. 7.5 関連リンク
    6. 7.6 商標
    7. 7.7 静電気放電に関する注意事項
    8. 7.8 Glossary
  8. 8メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

ツールとソフトウェア

利用可能な機能の詳細については、『Code Composer Studio™ IDE for MSP430™ MCUs User's Guide』(英語) を参照してください。

MSP430FR235xおよびMSP430FR215xマイクロコントローラでサポートされているデバッグ機能の一覧を、Table 7-1に示します。

Table 7-1 ハードウェアの特長

MSP430のアーキテクチャ 4線式JTAG 2線式JTAG ブレーク・ポイント
(N)
範囲ブレーク・ポイント クロック制御 状態シーケンサ トレース・バッファ LPMx.5デバッグ・サポート EEMのバージョン
MSP430Xv2 3 × × × S

設計キットと評価基板

MSP430FR2355 LaunchPad開発キット

MSP-EXP430FR2355 LaunchPad 開発キットは使いやすい評価基板 (EVM) で、超低消費電力の MSP430FR215x および MSP430FR235x FRAM マイクロコントローラ・ファミリを使用して開発を開始するため必要な、プログラミング、デバッグ、エネルギー測定用のオンボードのデバッグ・プローブなど、すべてのものが含まれています。

MSP-TS430PT48ターゲット開発基板

MSP-TS430PT48ターゲット開発基板は48ピンZIFソケットのターゲット基板で、JTAGインターフェイスまたはSpy-Bi-Wire (2線式JTAG)プロトコルによりMSP430 MCUをインシステムでプログラムおよびデバッグするために使用されます。

ソフトウェア

MSP430Ware™ソフトウェア

MSP430Wareソフトウェアは、すべてのMSP430デバイス向けのサンプル・コード、データシート、その他の設計リソースを、1つの便利なパッケージとしてまとめたものです。既存のMSP430用設計リソースの完全なコレクションに加えて、MSP430WareソフトウェアにはMSPドライバ・ライブラリという高レベルのAPIも含まれています。このライブラリにより、MSP430ハードウェアを簡単にプログラムできます。MSP430WareソフトウェアはCCSのコンポーネントとして、またはスタンドアロンのパッケージとして入手できます。

MSP430FR235xおよびMSP430FR215xのサンプル・コード

すべての MSP デバイス用に、内蔵の各ペリフェラルをさまざまなアプリケーションの要求に応じて構成するための C コード・サンプルが用意されています。

MSP ドライバ・ライブラリ

MSPドライバ・ライブラリの抽象化されたAPIには、使いやすい関数呼び出しが含まれているため、MSP430ハードウェアのビットやバイトを直接操作する煩雑さから解放されます。使いやすいAPIガイドにより包括的な技術資料が参照でき、それぞれの関数呼び出しと、認識されるパラメータの詳細が記載されています。開発者は、ドライバ・ライブラリの関数を使用して、最小限のオーバーヘッドで完全なプロジェクトを作成できます。

MSP EnergyTrace™ テクノロジ

MSP430 マイコン向け EnergyTrace テクノロジはエネルギー・ベースのコード分析ツールで、アプリケーションのエネルギー・プロファイルの測定と表示を行うとともに、消費電力の大幅な低減のための最適化も可能です。

ULP (超低消費電力) Advisor

ULP Advisor™ソフトウェアは、MSP430および MSP432™マイクロコントローラ独自の超低消費電力機能を十分に活用できる、より効率的なコードを開発者が作成できるよう手引きするツールです。ULP Advisorはマイクロコントローラに熟練した開発者と、新しい開発者の両方を対象としており、包括的なULPチェックリストを使用してコードをチェックし、アプリケーションのエネルギー消費を最小化するため役立ちます。ビルド時に、消費電力低減のためさらに最適化が可能なコードの部分を明らかにするため通知と注釈を出力します。

MSP超低消費電力マイクロコントローラ用FRAM組み込みソフトウェア・ユーティリティ

FRAMユーティリティは、組み込みソフトウェア・ユーティリティのコレクションとして成長するように設計されており、超低消費電力とほぼ無限の書き込み耐性というFRAMの特長を活用できます。このユーティリティはMSP430FRxx FRAMマイクロコントローラで利用でき、アプリケーション開発に役立つサンプル・コードを提供します。搭載されているユーティリティには、Compute Through Power Loss (CTPL)があります。CTPLはユーティリティAPIセットで、LPMx.5低消費電力モードにより使いやすさを実現する一方、強力なシャットダウン・モードにより、停電検出時にアプリケーションが重要なシステム・コンポーネントを保存・復元できます。

IEC60730 ソフトウェア・パッケージ

IEC60730 MSP430ソフトウェア・パッケージは、クラスBまでの製品について、お客様がIEC 60730-1:2010 (家庭および同様な用途に使用される自動電気制御 – 第1部: 一般的な要件)に準拠するため役立つよう開発されています。この分類には家電機器、アーク検出器、電力コンバータ、電動工具、電動アシスト自転車、その他多くの製品が含まれます。IEC60730 MSP430 ソフトウェア・パッケージはMSP430 MCUで実行するお客様のアプリケーションに組み込むことができるため、消費者向けデバイスがIEC 60730-1:2010クラスBの機能安全性に準拠していることの認定作業を簡素化できます。

MSP 用の固定小数点算術ライブラリ

MSP IQmathおよびQmathライブラリは、Cプログラマ向けの高度に最適化された高精度の算術関数のコレクションで、浮動小数点アルゴリズムをMSP430およびMSP432デバイスの固定小数点コードへシームレスに移行できます。これらのルーチンは通常、最適な実行速度、高精度、超低消費電力が重視される、演算集中型のリアルタイム・アプリケーションで使用されます。IQmathライブラリとQmathライブラリを使用すると、浮動小数点演算を使用して記述した同等のコードに比べて、実行速度を大幅に高速化するとともに、消費電力の大幅な削減が可能です。

MSP430 用の浮動小数点算術ライブラリ

低消費電力で低コストのマイクロコントローラ分野にさらなる革新を引き起こすため、TIはMSPMATHLIBを提供します。この浮動小数点算術ライブラリは、弊社デバイスのインテリジェントなペリフェラルを活用し、標準のMSP430算術関数よりも最高で26倍も高速なスカラー関数です。Mathlibは、設計へ簡単に組み入れることができます。このライブラリは無償で、Code Composer Studio IDEとIAR Embedded Workbench IDEの両方に組み込まれています。

開発ツール

Code Composer Studio™: MSPマイクロコントローラ用の統合開発環境

Code Composer Studio (CCS)は、すべてのMSPマイクロコントローラ・デバイスをサポートする統合開発環境(IDE)です。CCSは、組み込みアプリケーションの開発とデバッグに使用される、組み込み用ソフトウェア・ユーティリティのスイートです。最適化C/C++コンパイラ、ソース・コード・エディタ、プロジェクト・ビルド環境、デバッガ、プロファイラなど、多数の機能が含まれています。

IAR Embedded Workbench® IDE

MSP430 MCU用のIAR Embedded Workbench IDEは、MSP430マイクロコントローラをベースとする組込みアプリケーションのビルドとデバッグに使用する包括的なC/C++コンパイラ・ツールチェーンです。このデバッガは、ソースと逆アセンブリの両方のコードで使用でき、複雑なコードおよびデータのブレークポイントをサポートしています。また、ハードウェア・シミュレータが用意されており、物理的なターゲットを接続しなくてもデバッグを行えます。

Uniflashスタンドアロン・フラッシュ・ツール

Uniflash スタンドアロン・フラッシュ・ツールは、TI MCU のオンチップのフラッシュ・メモリをプログラムするために使用されます。Uniflashは、GUI、コマンド・ライン、スクリプト・インターフェイスを備えています。Uniflashソフトウェア・ツールはTIクラウド・ツールで利用することも、TI Webページからデスクトップ・アプリケーションとしてダウンロードすることもできます。

MSP MCU プログラマおよびデバッガ

MSP-FETは強力なエミュレーション開発ツールで、多くの場合にデバッグ・プローブと呼ばれます。ユーザーはこのツールを使用して、MSP低消費電力MCUのアプリケーション開発をすぐに始めることができます。MCUのソフトウェアを作成する場合は通常、結果として得られたバイナリ・プログラムをMSPデバイスにダウンロードし、検証とデバッグを行う必要があります。

MSP-GANG量産プログラマ

MSP Gang プログラマは MSP430 または MSP432 用のデバイス・プログラマで、8つまでの同一の MSP430 または MSP432 のフラッシュまたは FRAM デバイスを同時にプログラムできます。MSP Gang プログラマは、標準の RS-232 または USB 接続を使用してホスト PC と接続し、柔軟なプログラミング・オプションが用意されているため、ユーザーはプロセスを完全にカスタマイズ可能です。

TIREX Resource Explorer (TIRex)

デバイスと開発基板用のサンプル、ライブラリ、実行形式ファイル、ドキュメントのオンライン・ポータルです。TIRexは、Code Composer Studio IDEまたはTIクラウド・ツールから直接アクセスできます。

TIクラウド・ツール

dev.ti.comで、すぐに開発を開始できます。Resource Explorerインターフェイスにより、必要なすべてのファイルを迅速に検索できます。その後で、業界最先端のCode Composer Studio Cloud IDEを使用して、クラウド内で組み込みアプリケーションの編集、ビルド、デバッグを行えます。

GCC - MSP用コンパイラ

MSP430 および MSP432 GCC オープン・ソース・パッケージは、MSP430 および MSP432 マイクロコントローラをベースとする組み込みアプリケーションのビルドとデバッグを行うための、完全なデバッガとオープン・ソース C/C++ コンパイラのツールチェーンです。これらの無償 GCC コンパイラは、すべての MSP430 および MSP432 デバイスをサポートし、コード・サイズの制限もありません。さらに、これらのコンパイラはコマンドラインからスタンドアロンで使用することも、Code Composer Studio v6.0 またはそれ以降から使用することもできます。使用環境が Windows®、 Linux®、 macOS®のいずれであっても、すぐに開発を開始できます。