JAJSG13G October 2012 – August 2018 MSP430FR5947 , MSP430FR59471 , MSP430FR5948 , MSP430FR5949 , MSP430FR5957 , MSP430FR5958 , MSP430FR5959 , MSP430FR5967 , MSP430FR5968 , MSP430FR5969 , MSP430FR59691
PRODUCTION DATA.
Table 8-1 は、MSP430FR59xx マイクロコントローラでサポートされるデバッグ機能の一覧です。利用可能な機能の詳細については、『MSP430用Code Composer Studio ユーザー・ガイド』を参照してください。
MSP430のアーキテクチャ | 4線式JTAG | 2線式JTAG | ブレーク・ポイント
(N) |
範囲ブレーク・ポイント | クロック制御 | 状態シーケンサ | トレース・バッファ | LPMx.5デバッグ・サポート | EnergyTrace++テクノロジ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MSP430Xv2 | ○ | ○ | 3 | ○ | ○ | × | × | ○ | ○ |
EnergyTrace™ テクノロジは、Code Composer Studioのバージョン6.0およびそれ以降でサポートされています。EnergyTraceテクノロジには特化したデバッガ回路が必要で、第2世代のオンボードeZ-FETフラッシュ・エミュレーション・ツールおよび第2世代のスタンドアロンMSP-FET JTAGエミュレータでサポートされています。詳細情報については、以下を参照してください。
『拡張エミュレーション・モジュール(EEM)とCode Composer Studioによる高度なデバッグ』
『MSP430™の高度な電力最適化: ULP Advisor™およびEnergyTrace™テクノロジ』
設計キットと評価モジュール
MSP-EXP430FR5969 LaunchPad開発キットは、MSP430FR5969 MCU用の使いやすいマイクロコントローラ開発ボードです。プログラミング、デバッグ、電力測定を行うためのオンボード・エミュレーションなど、MSP430FRxx FRAMプラットフォームの迅速な開発に必要なすべての機能を備えています。
MSP-FET430U48Cは、MSP MCU上でアプリケーションを迅速に開発するための、強力な設計キットです。この基板には、JTAG インターフェイスまたはピン数を低減した Spy Bi-Wire (2 線式 JTAG) プロトコルを経由して、システム内の MSP MCU のプログラムとデバッグに使用する USB デバッグ・インターフェイスが付属しています。FRAMは、数回のキー操作により、数秒で消去およびプログラムできます。また、MSP FRAMの消費電力は非常に低いため、外部電源は不要です。
MSP-TS430RGZ48C はスタンドアロンの 48 ピン ZIF ソケット・ターゲット・ボードで、JTAG インターフェイスまたは Spy Bi-Wire (2 線式の JTAG) プロトコルによりシステム内の MSP430 をプログラムおよびデバッグするために使用できます。
ソフトウェア
MSP430Wareソフトウェアは、すべてのMSP430デバイス向けのサンプル・コード、データシート、その他の設計リソースを、1つの便利なパッケージとしてまとめたものです。既存の MSP430 MCU 設計リソースの完全なコレクションに加えて、MSP430Ware ソフトウェアには、MSP ドライバ・ライブラリという高レベルのAPIも含まれています。このライブラリにより、MSP430ハードウェアを簡単にプログラムできます。MSP430WareソフトウェアはCCSのコンポーネントとして、またはスタンドアロンのパッケージとして入手できます。
すべてのMSPデバイス用に、内蔵の各ペリフェラルをさまざまなアプリケーションの要求に応じて構成するためのCコード・サンプルが用意されています。
TI FRAMユーティリティ・ソフトウェアは、組み込みソフトウェア・ユーティリティのコレクションとして成長するように設計されており、超低消費電力と、ほぼ無限のFRAM書き込み耐性を活用できます。このユーティリティはMSP430FRxx FRAMマイクロコントローラで利用でき、アプリケーション開発を始めるために役立つコード例が用意されています。
MSP430 MCU で静電容量式タッチ機能を有効にするための、無償のCライブラリです。MSP430 MCU バージョンのライブラリには、ROおよびRC方式を含む、いくつかの静電容量式タッチ機能の実装が含まれています。
MSPドライバ・ライブラリの抽象化されたAPIには、使いやすい関数呼び出しが含まれているため、MSP430ハードウェアのビットやバイトを直接操作する煩雑さから解放されます。使いやすいAPIガイドにより包括的な技術資料が参照でき、それぞれの関数呼び出しと、認識されるパラメータの詳細が記載されています。開発者は、ドライバ・ライブラリの関数を使用して、最小限のオーバーヘッドで完全なプロジェクトを作成できます。
MSP430マイクロコントローラ用のEnergyTraceテクノロジは、エネルギーを基準としたコード解析ツールで、アプリケーションのエネルギー・プロファイルを測定して表示し、消費電力が極めて低くなるよう最適化するため役立ちます。
ULP Advisor™ソフトウェアは、MSPおよびMSP432マイクロコントローラの超低消費電力機能を十分に活用できる、最も効率的なコードを開発者が作成できるよう手引きするツールです。ULP Advisorはマイクロコントローラに熟練した開発者と、新しい開発者の両方を対象としており、包括的なULPチェックリストを使用してコードをチェックし、アプリケーションのエネルギー消費を最小化するため役立ちます。ビルド時に、消費電力低減のためさらに最適化が可能なコードの部分を明らかにするため通知と注釈を出力します。
IEC60730 MSP430ソフトウェア・パッケージは、クラスBまでの製品について、お客様がIEC 60730-1:2010 (家庭および同様な用途に使用される自動電気制御 – 第1部: 一般的な要件)に準拠するため役立つよう開発されています。この分類には家電機器、アーク検出器、電力コンバータ、電動工具、電動アシスト自転車、その他多くの製品が含まれます。IEC60730 MSP430ソフトウェア・パッケージは、MSP430で実行するお客様のアプリケーションに組み込むことができるため、消費者向けデバイスがIEC 60730-1:2010クラスBの機能安全性に準拠していることの認定作業を簡素化できます。
MSP IQmathおよびQmathライブラリは、Cプログラマ向けの高度に最適化された高精度の算術関数のコレクションで、浮動小数点アルゴリズムをMSP430およびMSP432デバイスの固定小数点コードへシームレスに移行できます。これらのルーチンは通常、最適な実行速度、高精度、超低消費電力が重視される、演算集中型のリアルタイム・アプリケーションで使用されます。IQmathライブラリとQmathライブラリを使用すると、浮動小数点演算を使用して記述した同等のコードに比べて、実行速度を大幅に高速化するとともに、消費電力の大幅な削減が可能です。
低消費電力で低コストのマイクロコントローラ分野にさらなる革新を引き起こすため、TIはMSPMATHLIBを提供します。この浮動小数点算術ライブラリは、弊社デバイスのインテリジェントなペリフェラルを活用し、標準のMSP430算術関数よりも最高で26倍も高速なスカラー関数です。Mathlibは、設計へ簡単に組み入れることができます。このライブラリは無償で、Code Composer Studio IDEとIAR Embedded Workbench IDEの両方に組み込まれています。
開発ツール
Code Composer Studio (CCS)は、すべてのMSPマイクロコントローラ・デバイスをサポートする統合開発環境(IDE)です。CCSは、組み込みアプリケーションの開発とデバッグに使用される、組み込み用ソフトウェア・ユーティリティのスイートです。CCSには、最適化C/C++コンパイラ、ソース・コード・エディタ、プロジェクト・ビルド環境、デバッガ、プロファイラなど、多数の機能が含まれています。
MSP Flasher は、FETプログラマまたは eZ430 を経由し、JTAG または Spy-Bi-Wire (SBW) 通信を使用して MSP マイクロコントローラをプログラムするための、オープン・ソースでシェル・ベースのインターフェイスです。MSP Flasher は、IDE を使用せずにバイナリ・ファイル (.txt または .hex) を MSP マイクロコントローラへ直接ダウンロードできます。
MSP-FETは強力なエミュレーション開発ツールで、多くの場合にデバッグ・プローブと呼ばれます。ユーザーはこのツールを使用して、MSP低消費電力MCUのアプリケーション開発をすぐに始めることができます。MCUのソフトウェアを作成する場合は通常、結果として得られたバイナリ・プログラムをMSPデバイスにダウンロードし、検証とデバッグを行う必要があります。
MSP Gang プログラマは MSP430 または MSP432 用のデバイス・プログラマで、8つまでの同一の MSP430 または MSP432 のフラッシュまたは FRAM デバイスを同時にプログラムできます。MSP Gang プログラマは、標準の RS-232 または USB 接続を使用してホスト PC と接続し、柔軟なプログラミング・オプションが用意されているため、ユーザーはプロセスを完全にカスタマイズ可能です。