JAJSPX2A february 2023 – june 2023 MSPM0G1505 , MSPM0G1506 , MSPM0G1507
ADVANCE INFORMATION
MSPM0Gxx MCU には、低消費電力の高性能 SRAM が搭載されており、デバイスでサポートされている CPU 周波数範囲全体にわたってゼロ・ウェイト状態でのアクセスに対応します。また、MSPM0Gxx MCU は、ハードウェア・パリティ付きで最大 32KB の ECC 保護 SRAM も備えています。SRAM は、呼び出しスタック、ヒープ、グローバル・データ、コードなどの揮発性情報を格納するために使用できます。SRAM の内容は、RUN、SLEEP、STOP、STANDBY 動作モードでは完全に保持され、SHUTDOWN モードでは失われます。書き込み保護メカニズムが搭載されているため、アプリケーションが SRAM の一部に意図しない変更を加えることを防止できます。書き込み保護は、実行可能コードを SRAM に配置するときに役立ちます。CPU または DMA によってコードが意図せず上書きされることに対してある程度の保護を提供するからです。SRAM にコードを配置すると、ゼロ・ウェイト状態動作と低消費電力を実現することで、重要なループの性能を向上できます。SRAM にアクセスする DMA 転送用に DMA コントローラを構成する場合は、ECC 保護された SRAM アドレス領域を DMA または CPU で使用しないでください。DMA が SRAM にアクセスする必要がある場合は、パリティチェック付きの SRAM アドレス領域またはチェックなしの SRAM アドレス領域のみを使用するように DMA および CPU を構成します