JAJSOK7G April 2022 – January 2024 OPA2310 , OPA310 , OPA4310
PRODUCTION DATA
負荷電流 (ILOAD) により、シャント抵抗 (RSHUNT) の両端で電圧降下が発生します。負荷電流は 0A~1A に設定されます。最大負荷電流時にシャント電圧を 100mV 未満に維持するため、最大のシャント抵抗は 式 2 を使用して計算されます。
式 2 から、RSHUNT は 100mΩ と計算されます。ILOAD と RSHUNT によって生成される電圧降下は OPAx310 によって増幅され、約 0V~4.9V の出力電圧を生成します。OPAx310 が必要な出力電圧を生成するために必要なゲインは、式 3 を使用して計算されます。
式 3 から、必要なゲインは 49V/V と計算されます。これは抵抗 RF と RG で設定します。OPAx310 のゲインを 49V/V に設定するための抵抗 RF および RG のサイズは式 4 で計算します。
RF に 57.6kΩ、RG に 1.2kΩ を選択すると、組み合わせで 49V/V に等しくなります。図 8-1 に示す回路で測定された伝達関数を、図 8-2 に示します。ゲインは、帰還抵抗とゲイン抵抗のみの関数であることに注意します。このゲインは抵抗の比を変化させることで調整され、実際の抵抗値は設計者が設定しようとするインピーダンス レベルによって決定されます。インピーダンス レベルによって、電流ドレイン、浮遊容量の影響、その他いくつかの動作が決まります。最適なインピーダンスの選択はシステムごとに異なるので、システムのパラメータに合わせて最適なインピーダンスを選択する必要があります。