JAJSMV2H may 2008 – june 2023 OPA2673
PRODUCTION DATA
OPA2673 は、非常に直線性の高い大電力出力段により、非常に優れた AC 性能を提供します。OPA2673 は室温で 16mA/チャネルの静止電流しか必要とせず、どちらの電源レールからも 1.1V 以内までスイングし、460 mA を上回る電流を供給します。この低出力ヘッドルーム要件と、電源電圧に依存しないバイアス特性により、優れたデュアル (±6V) 電源動作が得られます。OPA2673 は 450MHz を超える帯域幅を持っており、12V 単一電源を使って 100Ω 負荷を 2VPP 出力で駆動できます。
電圧帰還型オペアンプに対する電流帰還型オペアンプの主な利点は、AC 性能 (帯域幅と歪み) が信号ゲインの影響をあまり受けないことです。図 8-1 に、±6V の「電気的特性」と「代表的特性」のテスト回路として使われたデュアル電源回路構成 (DC 結合、ゲイン +4V/V) を示します。「電気的特性」に記載されている電圧スイングは、入力および出力ピンで直接測定されています。AC 性能の測定時、OPA2673 の出力は、整合された 50Ω 負荷で終端されます。そのため、OPA2673 から見た総実効負荷は 100Ω || 402Ω = 80Ω です。