JAJSMV2H may 2008 – june 2023 OPA2673
PRODUCTION DATA
この場合、51Ω の入力整合抵抗は任意です。入力信号は、抵抗デバイダによって +10V 電源から生成された 5V DC リファレンス電圧に AC 結合されています。この 1 段目は、ゲインが +1V/V の信号用電圧バッファ (安定性のために 600Ω の帰還抵抗が必要) として機能します。この 1 段目は、このような高周波フィルタの入力に求められる低入力抵抗を簡単に駆動できます。2 段目は、+1V/V の DC ゲイン設定、出力ピンへの 5V 動作点の設定、+4V/V の AC ゲイン設定を行うように設計されています。帰還抵抗は、アンプ自体の帯域幅を最適化するように調整されています。図 9-3 と図 9-2 は、この構成の OPA2673 によって 400MHz を超える小信号帯域幅が得られることを示しています。できるだけ小さい容量値ではあるが、アンプの寄生入力容量を無視できる程度の容量値のコンデンサを選択します。抵抗値は、OPA2673 の各チャネルの約 1ns の伝搬遅延を考慮して、かつ目的のフィルタ周波数応答が得られるように、多少調整されています。