JAJSMR6C March 1999 – February 2023 OPA2277 , OPA277 , OPA4277
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
OPAx277 シリーズの入力段のベース電流は、同等で逆のキャンセル回路によって内部的に補償されます。結果として得られる入力バイアス電流は、入力段のベース電流とキャンセル電流の差になります。この残留入力バイアス電流は、正にも負にもなる可能性があります。
この方法でバイアス電流がキャンセルされると、入力バイアス電流と入力オフセット電流はほぼ同じ大きさになります。その結果、他のオペアンプでよく見られるバイアス電流キャンセル抵抗が不要になります。図 7-3は、外付けバイアス電流キャンセル抵抗を備えた従来のオペアンプと、外付けバイアス電流キャンセル抵抗を使用しない OPA277 の比較を示しています。入力バイアス電流誤差をキャンセルするために抵抗を追加すると、実際にはオフセット電圧とノイズが増加する可能性があります。