JAJSG32D September 2018 – December 2022 OPA2828 , OPA828
PRODUCTION DATA
図 7-7 に、ユニティ・ゲイン構成のオペアンプに対してソース・インピーダンスを変化させたときの回路全体のノイズを示します (フィードバック抵抗ネットワークを使用していないため、他にノイズの原因となるものはありません)。OPA828 および OPA211 には、回路全体のノイズの計算値が示されています。オペアンプが、電圧ノイズ成分と電流ノイズ成分の原因となっています。電圧ノイズは一般的に、オフセット電圧の時間によって変化する要素としてパターン化されます。電流ノイズは、入力バイアス電流の時間によって変化する要素としてパターン化され、ソース抵抗に反応して、ノイズの電圧要素を形成します。したがって、特定のアプリケーションに対する最小ノイズのオペアンプは、ソース・インピーダンスによって異なります。ソース・インピーダンスが小さい場合は、電流ノイズは無視できるもので、電圧ノイズが一般的に大部分を占めます。OPAx828 デバイスは、オペアンプの FET 入力により、低電圧ノイズと超低電流ノイズの両方を実現しています。その結果、OPAx828 の電流ノイズの影響は、実用的なソース・インピーダンスにおいては無視できるほど小さいので、OPAx828 はソース・インピーダンスが高いアプリケーションに最適です。
Equation2 に、ユニティ・ゲイン・バッファ・オペアンプ回路の合計ノイズ EO の単純な計算式を示します。
ここで