JAJSIS4H March 2020 – March 2024 OPA2991-Q1 , OPA4991-Q1 , OPA991-Q1
PRODUCTION DATA
負荷電流 (ILOAD) により、シャント抵抗 (RSHUNT) の両端で電圧降下が発生します。負荷電流は 0A~1A に設定されます。最大負荷電流時にシャント電圧を 100mV 未満に維持するには、式 2 を使用して最大シャント抵抗を定義します。
式 2 から、RSHUNT は 100mΩ と計算されます。ILOAD と RSHUNT によって生成される電圧降下は、OPA991-Q1 によって増幅され、0V~4.9V の出力電圧を生成します。OPA991-Q1 が必要な出力電圧を生成するために要求するゲインは、式 3 で計算されます。
式 3 から、必要なゲインは 49V/V と計算されます。これは抵抗 RF と RG で設定します。OPA991-Q1 のゲインを 49V/V に設定するための抵抗 RF と RG のサイズは、式 4 で計算します。
RF を 360kΩ とすると、RG は 7.5kΩ と計算されます。RF と RG は、標準の値の抵抗で 49:1 の比率を生み出せるよう、360kΩ と 7.5kΩ を選択します。49:1 の比率にできるなら、他の抵抗を使用してもかまいません。図 7-1 に示す回路で測定された伝達関数を、図 7-2 に示します。