JAJSHP2D December 2015 – August 2021 OPA191 , OPA2191 , OPA4191
PRODUCTION DATA
図 9-1 の回路の伝達関数は、Equation2 に示すとおりです。
負荷電流 (ILOAD) により、シャント抵抗 (RSHUNT) の両端で電圧降下が発生します。負荷電流は 0A~1A に設定されます。最大負荷電流時にシャント電圧を 100mV 未満に維持するには、Equation3 を使用して最大シャント抵抗を定義します。
Equation3 から、RSHUNT は 100mΩ と計算されます。ILOAD と RSHUNT によって生成される電圧降下は、OPA191 によって増幅され、0V~4.9V の出力電圧を生成します。OPA191 が必要な出力電圧を生成するために要求するゲインは、Equation4 で計算されます。
Equation4 から、必要なゲインは 49V/V と計算されます。これは抵抗 RF と RG で設定します。OPA191 のゲインを 49V/V に設定するための抵抗 RF と RG のサイズは、Equation5 で計算します。
RF を 360kΩ とすると、RG は 7.5kΩ と計算されます。RF と RG は、標準の値の抵抗で 49:1 の比率を生み出せるよう、360kΩ と 7.5kΩ を選択します。49:1 の比率にできるなら、他の抵抗を使用してもかまいません。図 2 に、図 9-1 に示す回路で測定された伝達関数を示します。