JAJSIS4H March 2020 – March 2024 OPA2991-Q1 , OPA4991-Q1 , OPA991-Q1
PRODUCTION DATA
OPAx991-Q1 は 40V の真のレール・ツー・レール入力オペアンプで、入力同相範囲がどちらの電源レールよりも 100mV 拡張されています。図 6-8 に示すように、相補型 N チャネルと P チャネルの差動入力ペアを並列接続することで、この広い範囲を実現しています。N チャネル・ペアは、正のレールに近い入力電圧、通常は (V+) - 1V から、正の電源を 100mV 上回る電圧まででアクティブになります。P チャネル・ペアは、負の電源電圧より 100mV 下から、ほぼ (V+) - 2V までの入力でアクティブになります。小さな遷移領域、通常は (V+) - 2V から (V+) - 1V において、両方の入力ペアがオンになります。この遷移領域は、プロセスの差異に応じて多少変化する可能性があります。また、この領域内では PSRR、CMRR、オフセット電圧、オフセット・ドリフト、ノイズ、THD の性能が、領域外で動作するときよりも低下する可能性があります。
入力電圧オフセットに関して、デバイスの標準的な遷移領域の詳細を、図 5-5 に示します。
同相電圧範囲と PMOS/NMOS ペアの相互作用の詳細については、『相補型ペア入力段を持つオペアンプ』アプリケーション・ノートを参照してください。