JAJSF11B August 2009 – March 2015 SN65LVDS93A
PRODUCTION DATA.
送信時には、入力クロック信号(CLKIN)のエッジで、データ・ビットD0~D27がそれぞれレジスタにロードされます。クロックの立ち上がり/立ち下がりエッジは、クロック選択(CLKSEL)ピンで選択できます。CLKINの周波数を7倍にし、これを用いてデータ・レジスタを7ビット・スライスで直列にアンロードします。これにより、4つのシリアル・ストリームと位相ロックされたクロック(CLKOUT)がLVDS出力ドライバに出力されます。CLKOUTの周波数は入力クロックCLKINと同じです。
SN65LVDS93Aは外付け部品が不要で、制御もほとんどまたは全く必要ありません。トランスミッタへの入力時とレシーバの出力時のデータ・バスは同じになり、ユーザーが意識することなくデータを伝送できます。ユーザーによる操作は、CLKSELにHIGHレベルを入力してクロック立ち上がりエッジを選択したり、LOWレベル入力で立ち下がりエッジを選択するほか、シャットダウン/クリア(SHTDN)信号を使用するくらいです。SHTDNはアクティブLOW入力であり、クロックを抑止してLVDS出力ドライバをシャットオフすることにより、消費電力を削減できます。この信号がLOWレベルになると、すべての内部レジスタはクリアされてLOWレベルになります。
SN65LVDS93Aは周囲温度範囲-40℃~85℃で動作するよう仕様が規定されています。