JAJSKS3A January   2022  – May 2022 SN74LXC2T45-Q1

PRODUCTION DATA  

  1. 特長
  2. アプリケーション
  3. 概要
  4. 改訂履歴
  5. ピン構成と機能
  6. 仕様
    1. 6.1  絶対最大定格
    2. 6.2  ESD 定格
    3. 6.3  推奨動作条件
    4. 6.4  熱に関する情報
    5. 6.5  電気的特性
    6. 6.6  スイッチング特性:Tsk、TMAX
    7. 6.7  スイッチング特性、VCCA = 1.2 ± 0.1V
    8. 6.8  スイッチング特性、VCCA = 1.5 ± 0.1V
    9. 6.9  スイッチング特性、VCCA = 1.8 ± 0.15V
    10. 6.10 スイッチング特性、VCCA = 2.5 ± 0.2V
    11. 6.11 スイッチング特性、VCCA = 3.3 ± 0.3V
    12. 6.12 スイッチング特性、VCCA = 5.0 ± 0.5V
    13. 6.13 動作特性
    14. 6.14 代表的特性
  7. パラメータ測定情報
    1. 7.1 負荷回路および電圧波形
  8. 詳細説明
    1. 8.1 概要
    2. 8.2 機能ブロック図
    3. 8.3 機能説明
      1. 8.3.1 プルダウン内蔵の CMOS シュミット・トリガ入力
        1. 8.3.1.1 ダイナミック・プルダウン抵抗内蔵の I/O
        2. 8.3.1.2 スタティック・プルダウン抵抗内蔵の制御入力
      2. 8.3.2 バランスのとれた高駆動能力の CMOS プッシュプル出力
      3. 8.3.3 部分的パワーダウン (Ioff)
      4. 8.3.4 VCC の絶縁および VCC の接続解除 (Ioff-float)
      5. 8.3.5 過電圧許容入力
      6. 8.3.6 グリッチの発生しない電源シーケンシング
      7. 8.3.7 負のクランプ・ダイオード
      8. 8.3.8 フル構成可能なデュアル・レール設計
      9. 8.3.9 高速変換をサポート
    4. 8.4 デバイスの機能モード
  9. アプリケーションと実装
    1. 9.1 アプリケーション情報
    2. 9.2 イネーブル時間
    3. 9.3 代表的なアプリケーション
      1. 9.3.1 設計要件
      2. 9.3.2 詳細な設計手順
  10. 10電源に関する推奨事項
  11. 11レイアウト
    1. 11.1 レイアウトのガイドライン
    2. 11.2 レイアウト例
  12. 12デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 12.1 ドキュメントのサポート
      1. 12.1.1 関連資料
    2. 12.2 Receiving Notification of Documentation Updates
    3. 12.3 サポート・リソース
    4. 12.4 商標
    5. 12.5 Electrostatic Discharge Caution
    6. 12.6 Glossary
  13. 13メカニカル、パッケージ、および注文情報
    1. 13.1 テープおよびリール情報

パッケージ・オプション

デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
  • DCU|8
  • DTT|8
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

概要

SN74LXC2T45-Q1 は、個別に構成可能な 2 つの電源レールを使用した 2 ビット変換トランシーバです。このデバイスの VCCA および VCCB 電源は、どちらも最低 1.1V、最高 5.5V で動作します。また、VCCA = VCCB でも動作します。A ポートは VCCA を追跡し、B ポートは VCCB を追跡するように設計されています。

SN74LXC2T45-Q1 デバイスは、2 つのデータ・バス間の非同期通信用に設計されており、方向制御入力 (DIR) のロジック・レベルに応じて、A バスから B バスへ、または B バスから A バスへデータを送信します。SN74LXC2T45-Q1 (DIR) の制御ピンは、VCCA を基準としています。A ポートと B ポートの入力回路はどちらも常にアクティブであるため、これらのポートには論理 High または Low レベルを印加して、ICC と ICCZ が過剰に流れないようにする必要があります。

このデバイスは、Ioff 電流を使用する部分的パワーダウン・アプリケーション用に完全に動作が規定されています。Ioff 保護回路により、電源オフ時に入力、出力、I/O から過剰な電流が流れたり、それらにソースされることはありません。

VCC 絶縁機能と VCC 切断機能により、推奨動作条件でどちらかの VCC が 100mV 未満になるか、または補完電源から切断されると、I/O ポートはどちらも弱くプルダウンされ、電源電流が維持されている間は出力をディセーブルすることにより、高インピーダンス状態に設定されます。Ioff-float 回路により、電源がフローティング状態のときに、入力、出力、または I/O から過剰な電流が流れたり、それらにソースされることはありません。

グリッチの発生しない電源シーケンシングにより、堅牢な電源シーケンシング性能が得られると同時に、どちらの電源レールも任意の順序で電源オン / オフできます。