JAJSNP7A January 2024 – December 2024 TAC5311-Q1
PRODUCTION DATA
TAC5311-Q1 は、10VRMS 差動入力、104dB ADC、2VRMS 差動出力、114dB DAC を備えた、低消費電力モノラル コーデックです。TAC5311-Q1 は、差動入出力とシングルエンド入出力の両方をサポートしています。このデバイスは、ADC チャネルでマイク入力とライン入力の両方をサポートしており、AC および DC 結合の構成もオプションとして選択できます。DAC 出力は、ライン出力とヘッドホン負荷のいずれかに構成できます。TAC5311-Q1 は、16Ω ヘッドホン負荷に対して最大 62.5mW を駆動できます。また、このデバイスは、高電圧のプログラム可能なマイクロフォン バイアスと、入力診断回路 (直結入力に対する完全なフォルト診断機能により、マイクロフォンを使用した車載用システムに直接接続可能) を内蔵しています。TAC5311-Q1は、外部の低電圧 3.3V 電源を使用して高電圧のマイク バイアスを生成するための高効率昇圧コンバータを内蔵しています。このデバイスは、外部の高電圧電源 (HVDD) を直接使用することもできます。HVDD は、このマイク バイアスを生成するためにシステムですぐに利用できる電源です。TAC5311-Q1 は、プログラム可能なチャネル ゲイン、デジタル音量制御、低ジッタのフェーズ ロック ループ (PLL)、プログラム可能なハイパス フィルタ (HPF)、プログラム可能な EQ およびバイカッド フィルタ、低レイテンシおよび超低レイテンシのフィルタ モード付きの補間およびデシメーション フィルタを備えています。最大 768kHz のサンプリング レートに対応可能です。TAC5311-Q1 は時分割多重化 (TDM)、I2S、左揃え (LJ) オーディオ フォーマットに対応しており、I2C または SPI で制御できます。これらの高性能な機能を内蔵し、3.3V の単一電源で動作するため、TAC5311-Q1 は、スペースに制約のある車載用システムに最適な選択肢です。