JAJSNP6 January 2024 TAC5312-Q1
ADVANCE INFORMATION
TAC5312-Q1 は、10VRMS の差動入力、100dB のステレオ ADC および 2VRMS のステレオ DAC チャネルを備えた、高性能な低消費電力ステレオ コーデックです。TAC5312-Q1 は、差動とシングルエンドの両方の入力および出力をサポートしています。デバイスは、ADC チャネルでマイク入力とライン入力の両方をサポートしています。DAC 出力は、ライン出力とヘッドフォン負荷のいずれかに構成できます。TAC5312-Q1 は、ヘッドホン負荷に最大 62.5mW を駆動できます。また、このデバイスは、高電圧のプログラム可能なマイクロフォン バイアスと、入力診断回路 (直結入力に対する完全なフォルト診断機能により、マイクロフォンを使用した車載用システムに直接接続可能) を内蔵しています。TAC5312-Q1 は、外部の低電圧 3.3V 電源を使用して高電圧のマイクロフォン バイアスを生成するために高効率昇圧コンバータを内蔵しています。また、このデバイスは、外部の高電圧電源 (HVDD) を直接使用することもできます。この HVDD は、プログラム可能な高電圧マイクロフォン バイアスを生成するためにシステムですぐに利用できる電源です。TAC5312-Q1 は、プログラム可能なチャネル ゲイン、デジタル音量制御、低ジッタのフェーズ ロック ループ (PLL)、プログラム可能なハイパス フィルタ (HPF)、プログラム可能な EQ およびバイクワッド フィルタ、低レイテンシのフィルタ モードを備えています。最大 768kHz のサンプリング レートに対応可能です。TAC5312-Q1 は時分割多重化 (TDM)、I2S、左揃え (LJ) オーディオ フォーマットに対応しており、I2C で制御できます。これらの高性能な機能を内蔵し、3.3V の単一電源で動作するため、TAC5312-Q1 は、スペースに制約のある車載用システムに最適な選択肢です。