JAJSNB1B february 2022 – march 2023 TAS2780
PRODUCTION DATA
TAS2780 はスピーカ電圧と電流検出の測定機能を実現しており、ラウドスピーカの動作をリアルタイムで監視することができます。VSNS_P ピンと VSNS_N ピンはフェライト・ビーズ・フィルタの後に接続するか、または EMI フィルタが使用されていない場合は OUT_P と OUT_N に直接接続する必要があります。V センス接続を行うと、パッケージング、PCB の相互接続、またはフェライト・ビーズ・フィルタ抵抗による電圧降下誤差が排除されます。V センス接続はポスト・フィルタ・フィードバック (セクション 8.4.5) にも使用することができ、フェライト・ビーズが原因で電圧降下によって発生するゲイン誤差や非直線性を補正することができます。VSNS 端子の後の相互接続抵抗は補正されないため、VSNS ピンはできる限り負荷の近くに接続してください。
電圧および電流検出の ADC には、DC ブロッキング・フィルタがあります。このフィルタのカットオフ周波数は調整可能です。また、フィルタは HPF_FREQ_REC[2:0] レジスタ・ビットを使用してバイパスすることもできます。
I センス・ブロックと V センス・ブロックは、ISNS_PD およぴ VSNS_PD レジスタ・ビットを Low にセットすることによりパワーアップ可能です。パワーダウンすると、デバイスはパワーダウン・ブロックに対してヌル・サンプルを返します。