JAJSP37B july 2022 – july 2023 TAS2781
PRODUCTION DATA
TAS2781 は、TDM/I2S インターフェイスを使用して動作します。オーディオ入出力は、I2S、左詰め、TDM などの形式を使用して FSYNC、SBCLK、SDIN、SDOUT ピン経由で行われます。構成とステータスは、I2C プロトコル (MODE ピンを GND に接続) か SPI プロトコル (MODE ピンを 470Ω の抵抗経由で GND に接続) を使用して提供されます。
I2C アドレス用のデバイスの構成方法を以下の表に示します。ペリフェラル・アドレスは、R/W ビットを 0 にセットし、1 ビット左にシフトして表記しています (例:{ADDR[6:0],1b0})。アドレス構成を設定するには、公差が 5% 以内の抵抗を使用する必要があります。
I2C アドレス | 0x70 | 0x72 | 0x74 | 0x76 | 0x78 | 0x7A | 0x7C | 0x7E |
ADDR ピン | GND への短絡 | 470Ω を GND との間に接続 | 470Ω を AVDD との間に接続 | 2.2kΩ を GND との間に接続 | 2.2kΩ を AVDD との間に接続 | 10kΩ を GND との間に接続 | 10kΩ を AVDD との間に接続 | AVDD への短絡 |
TAS2781 には、グローバルの 7 ビット I2C アドレス 0x80 があります。のレジスタの I2C_GLB_EN ビットが High に設定されているとき、ADDR ピンの設定に関係なく、デバイスはこのアドレスで I2C コマンドに応答します。これにより、複数の TAS2781 デバイスを使用して、すべてのデバイスで同様の設定をプログラムする場合に、デバイス構成を迅速化することができます。複数のデバイスが I2C コマンドに応答しているため、マルチデバイスの書き込み中は I2C の ACK/NACK を使用することはできません。I2C の CRC 機能を使用して、各デバイスが I2C コマンドを正しく受信したかを確認する必要があります。グローバル・アドレスを使用して複数のデバイスへの書き込みが完了すると、ローカル・アドレスを使用して各デバイスの I2C_CKSUM レジスタの CRC をチェックし、適切な値が書き込まれたことを確認する必要があります。グローバル I2C アドレスをディセーブルにするには、I2C_GBL_EN レジスタ・ビットを使用します。SDZ ピンをリリースすると、ADDR ピンの自動サンプリングにより I2C アドレスが検出されます。さらに、電源投入後に I2C_AD_DET レジスタ・ビットを High に設定すると、アドレスが再検出され、ADDR ピンも再度サンプリングされます。