JAJSP37B july 2022 – july 2023 TAS2781
PRODUCTION DATA
オーディオ入力からスピーカ端子へのゲインは、アンプ出力レベルとデジタル・ボリューム制御 (DVC) の設定で制御します。
アンプ出力レベルの設定は、AMP_LVL[4:0] レジスタ・ビットを使用してプログラムします。アンプのレベルは、のレジスタに示されています。デジタル・ボリューム制御 (DVC) は、デフォルトで 0dB に設定されています。このレベルは、アンプのアナログ・クリッピングにより必ずしも実現できるとは限らないため、ゲインの伝達にのみ使用してください。
式 (1) で、アンプ出力電圧を計算します:
ここで
DVC は DVC_LVL[7:0] レジスタ・ビットの設定によって、0dB~-100dB の間で 0.5dB きざみで構成することができます。C8h より大きい設定は、ミュートと解釈されます。デジタル・ボリューム制御が変更されると、デバイスはの DVC_SLEW[31:0] レジスタ・ビットのステータスに基づいて、ボリュームを新しい設定にランプします。のレジスタの DVC_RMP_RT[1:0] ビットを使用して、ボリュームのランプ制御のイネーブルとディセーブルを切り替えます。
Class-D アンプは、閉ループ・アーキテクチャを搭載しています。出力信号クリッピングのスレッショルドの近似値を求めるには、式 (2) を使用します。
ここで:
PVDDL が Class-D 出力段を供給する場合、RFET の標準値は 0.5Ω です。PVDDH が供給する場合、RFET の標準値は 0.25Ω です。