JAJSLX9C November 2022 – January 2025 TCAL6408
PRODUCTION DATA
グリッチやデータ破損が発生した場合、パワーオン リセット機能を使用して TCAL6408 をデフォルト状態にリセットできます。パワーオン リセットを実行するには、デバイスを完全にリセットするパワー サイクルを完了させる必要があります。このリセットは、アプリケーションでデバイスの電源を初めてオンにしたときにも発生します。
図 8-6 と図 8-7 に、2 種類のパワーオン リセットを示します。
表 8-2 に、両方のタイプのパワーオン リセットについて、TCAL6416 のパワーオン リセット機能の性能を示します。
パラメータ(1)(2) | 最小値 | 代表値 | 最大値 | 単位 | ||
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tFT | 立ち下がりレート | 図 8-6 を参照してください。 | 0.1 | 2000 | ms | |
tRT | 立ち上がりレート | 図 8-6 を参照 | 0.1 | 2000 | ms | |
tTRR_GND | 再ランプ時間 (VCC が GND まで低下する場合) | 図 8-6 を参照 | 1 | μs | ||
tTRR_POR50 | 再ランプ時間 (VCC が VPOR_MIN - 50mV まで低下する場合) | 図 8-7 を参照 | 1 | μs | ||
VCC_GH | VCCP にグリッチが発生することはあるが、VCCP_GW = 1μs のときに機能が途絶しないレベル | 図 8-8 を参照 | 1.0 | V | ||
tGW | VCCP_GH = 0.5 × VCCx のときに、機能が途絶しないグリッチ幅 | 図 8-8 を参照 | 10 | μs | ||
VPORF | VCC 立ち下がり時の POR の電圧トリップ ポイント | 0.6 | V | |||
VPORR | V CC 立ち上がり時の POR の電圧トリップ ポイント | 1.0 | V |
電源のグリッチは、このデバイスのパワーオン リセット性能にも影響を及ぼす可能性があります。グリッチ幅 (VCC_GW) と高さ (VCC_GH) は互いに依存します。バイパス容量、ソース インピーダンス、デバイス インピーダンスは、パワーオン リセット性能に影響を及ぼす要因です。これらの仕様の測定方法の詳細については、図 8-8 と表 8-2 を参照してください。
VPOR は、パワーオン リセットに不可欠です。VPOR は、リセット条件が解放され、すべてのレジスタと I2C/SMBus ステート マシンがデフォルト状態に初期化される電圧レベルです。VPOR の値は、0 に低下するか、または 0 から低下した VCCP に応じて変わります。詳細については、図 8-9 と表 8-2 を参照してください。