JAJSLX9C November 2022 – January 2025 TCAL6408
PRODUCTION DATA
出力駆動強度レジスタを使用すると、GPIO の駆動レベルを制御することができます。各 GPIO は、4 種類の電流レベルのいずれか 1 つに個別に構成できます。これらのビットをプログラムすることにより、ユーザーはトランジスタ ペアの数か I/O パッドを駆動する「フィンガー」数を変更します。図 7-3 に、出力段の概略図を示します。パッドの動作は、構成レジスタ、出力ポートのデータ、出力駆動強度レジスタの影響を受けます。出力駆動制御レジスタ ビットを 01b にプログラムすると、2 つのフィンガーのみアクティブになり、電流駆動能力は 50% 低下します。
出力駆動選択機能は、出力が切り替わる際にピーク電流を発生させます。電流駆動能力を下げると、発生するシステム ノイズを減らすことができます。このピーク電流は電源と GND パッケージのインダクタンスを経由して流れ、ノイズ (一部は放射されますが、多くは影響の大きな同時スイッチング ノイズ (SSN)) を生成します。つまり、同時に多くの出力を切り替えるとグランド ノイズと電源ノイズが発生します。出力駆動強度を出力駆動強度レジスタで制御することにより、ユーザーは外部の部品を追加することなく、SSN の問題を低減することができます。