JAJSPB0A November 2022 – August 2023 TCAL9539-Q1
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
バス・コントローラは最初に、ロジック 0 にセットした LSB を付加した TCAL9539-Q1 のアドレスを送信する必要があります (デバイスのアドレスについては 図 8-7 を参照)。アドレスの後に、コマンド・バイトを送信して、アクセスするレジスタを決定します。
再起動後、デバイスのアドレスを再送信しますが、ここでは最下位ビットをロジック 1 にセットします。コマンド・バイトで定義されたレジスタからのデータを TCAL9539-Q1 により送信します (図 8-11 および 図 8-12 を参照)。データは、ACK クロック・パルスの立ち上がりエッジでレジスタに書き込まれます。最初のバイトが読み出された後に、他のバイトを読み出すこともできますが、この時点でデータにはペアになっているもう片方のレジスタの情報が反映されています。たとえば、入力ポート 1 が読み出されると、次に読み出されるバイトは入力ポート 0 になります。1 回の読み出し転送で受信するデータ・バイト数に制限はありませんが、バス・コントローラは最後に受信したバイトのデータに応答確認を返しません。続いて、再起動した後に、コマンド・バイトにペアで読み出す次のレジスタの値を入れます。たとえば、再起動の前に最後に入力ポート 1 を読み出した場合、再起動後に読み出されるレジスタは入力ポート 0 になります。