JAJSPS5C October 2014 – February 2023 TDC1000
PRODUCTION DATA
受信した信号が予期される構成と一致しない場合、TDC1000 はエラーを報告します。ERRB ピンが Low になり、エラー状態が存在することを示します。ERROR_FLAGS レジスタを読み出すと、エラーを引き起こした条件に関する情報が得られます。
ERR_SIG_WEAK ビットは、受信および認定されたゼロクロスの数が、NUM_RX レジスタ・フィールドに設定された、予想していた数よりも小さく、タイムアウトが発生したことを示します。このエラーは、ビット [0] に 1 が書き込まれたときにクリアされます。
ERR_NO_SIG ビットは、信号が受信されず、タイムアウトが発生したことを示します。このビットに 1 を書き込むと、ステート・マシンがリセットされ、アクティブな測定が停止されて、デバイスが SLEEP モードまたは READY モードに戻り、測定モード 2 で平均カウンタとチャネルの自動選択がリセットされます。このエラーは、ビット [0] に 1 が書き込まれたときにクリアされます。
ERR_SIG_HIGH ビットは、受信したエコーの振幅が、コンパレータの入力で最大エコー認定スレッショルドを超えていることを示します。ERR_SIG_HIGH エラーは、ECHO_QUAL_THDL レジスタ・フィールドが 7h に設定されている場合のみ報告されます。このビットに 1 を書き込むと、すべてのエラー・フラグがリセットされ、ERRB ピンが High にリセットされます。
エラー・フラグがクリアされた場合、ステート・マシンをリセットすることをお勧めします。これは、ERROR_FLAGS レジスタに値 0x03 を書き込むことで同時に実行できます。