JAJS443S August 2004 – May 2024 TL431 , TL432
PRODUCTION DATA
TL431 をコンパレータとして適切に使用するには、受信ロジック デバイスがロジック出力を読み取ることができる必要があります。これは、入力 HIGH / LOW レベル スレッショルド電圧レベル (一般に VIH および VIL と表示されます) を知ることにより可能になります。
図 9-2に示すように、開ループ/コンパレータ モードでのTL431の出力LOWレベル電圧は約2Vであり、一般に5V電源ロジックでは十分ですが、3.3V および 1.8V 電源ロジックでは機能しません。この問題には、抵抗分圧器を出力につないで、低電圧の受信ロジック デバイスが読み取れる電圧まで減衰させることで対応できます。
TL431 はオープンコレクタであるため、出力 HIGH 電圧は VSUP と等しくなります。VSUP が受信ロジックの最大入力電圧の許容公差をはるかに上回る場合は、送信ロジックの信頼性を確保するために出力を減衰させる必要があります。
出力に抵抗分圧器を使用するときには、必ず分圧抵抗 (図 9-1 の R1 および R2) の合計が RSUP をはるかに上回るようにし、電源オフ時に TL431 が VSUP に近い値までプルするのを妨げないようにしてください。