JAJSDD2 June   2017 TLC2272AM-MIL

PRODUCTION DATA.  

  1. 1 特長
  2. 2 アプリケーション
  3. 3 概要
  4. 4 改訂履歴
  5. 5 Pin Configuration and Functions
  6. 6 Specifications
    1. 6.1 Absolute Maximum Ratings
    2. 6.2 ESD Ratings
    3. 6.3 Recommended Operating Conditions
    4. 6.4 Thermal Information
    5. 6.5 TLC2272AM-MIL Electrical Characteristics VDD = 5 V
    6. 6.6 TLC2272AM-MIL Electrical Characteristics VDD± = ±5 V
    7. 6.7 Typical Characteristics
  7. 7 Detailed Description
    1. 7.1 Overview
    2. 7.2 Functional Block Diagram
    3. 7.3 Feature Description
    4. 7.4 Device Functional Modes
  8. 8 Application and Implementation
    1. 8.1 Application Information
      1. 8.1.1 Macromodel Information
    2. 8.2 Typical Application
      1. 8.2.1 High-Side Current Monitor
        1. 8.2.1.1 Design Requirements
        2. 8.2.1.2 Detailed Design Procedure
          1. 8.2.1.2.1 Differential Amplifier Equations
        3. 8.2.1.3 Application Curves
  9. 9 Power Supply Recommendations
  10. 10Layout
    1. 10.1 Layout Guidelines
    2. 10.2 Layout Example
  11. 11デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 11.1 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    2. 11.2 コミュニティ・リソース
    3. 11.3 商標
    4. 11.4 静電気放電に関する注意事項
    5. 11.5 Glossary
  12. 12メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ（パッケージ｜ピン）
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

1 特長

  • 出力スイングに両方の電源レールを含む
  • 低ノイズ: f = 1kHz時に9nV/√Hz (標準値)
  • 低い入力バイアス電流: 1pA (標準値)
  • 単一電源と分割電源での動作を完全に規定
  • 同相入力電圧範囲に負のレールを含む
  • 高いゲイン帯域幅: 2.2MHz (標準値)
  • 高いスルー・レート: 3.6V/μs (標準値)
  • 低い入力オフセット電圧: TA = 25℃時に2.5mV (最大値)
  • マクロモデル内蔵
  • TLC272およびTLC274の性能強化版
  • Q-Temp車載用で利用可能

2 アプリケーション

  • 白物家電(冷蔵庫、洗濯機)
  • ハンドヘルド監視システム
  • 構成制御と印刷のサポート
  • トランスデューサ・インターフェイス
  • バッテリ駆動のアプリケーション

3 概要

TLC2272AM-MILデバイスは、テキサス・インスツルメンツ製のデュアル・オペアンプです。このデバイスはレール・ツー・レールの出力性能があり、単一および分割電源アプリケーションでダイナミック・レンジが増大します。TLC2272AM-MILデバイスは2MHzの帯域幅と3V/μsのスルー・レートを実現しており、高速アプリケーションに適しています。このデバイスは既存のCMOSオペアンプと同等のAC性能を備えながら、ノイズ、入力オフセット電圧、消費電力の点でCMOSオペアンプより優れています。TLC2272AM-MILデバイスのノイズ電圧は9nV/√Hzで、競合ソリューションの半分です。

TLC2272AM-MILデバイスは入力インピーダンスが高く、ノイズが低いため、圧電性トランスデューサなど高インピーダンスのソース用の小信号コンディショニングに最適です。Micropowerの消費電力レベルであるため、ハンドヘルドの監視機器やリモート・センシング・アプリケーションで適切に動作します。さらに、単一または分割電源でレール・ツー・レール出力が可能なため、このデバイスはA/Dコンバータ(ADC)と接続するための優れた選択肢です。高精度のアプリケーション向けには、最大入力オフセット電圧950μVのTLC2272AM-MILデバイスが利用可能です。このデバイスは5Vおよび±5Vで完全に動作が規定されています。

TLC2272AM-MILデバイスは、標準設計におけるTLC272のアップグレードとしても優れており、出力ダイナミック・レンジの増大、ノイズ電圧の低下、入力オフセット電圧の低下を実現できます。これらの拡張機能セットから、広範なアプリケーションで使用可能です。高い出力駆動能力と、広い入力電圧範囲を必要とするアプリケーション向けには、TLV2432およびTLV2442デバイスを参照してください。

設計で必要なアンプが1つだけの場合は、TLV2211、TLV2221、TLV2231ファミリを参照してください。これらのデバイスは単一のレール・ツー・レール・オペアンプで、SOT-23パッケージで供給されます。サイズが小さく、消費電力が低いため、高密度のバッテリ駆動機器に最適です。

製品情報(1)

型番 パッケージ 本体サイズ(公称)
TLC2272AM-MIL SOIC (8) 3.91mm×4.90mm
CDIP (8) 6.67mm×9.60mm
LCCC (20) 8.89mm×8.89mm
CFP (10) 6.35mm×6.35mm
  1. 利用可能なすべてのパッケージについては、このデータシートの末尾にある注文情報を参照してください。

最大ピーク・ツー・ピーク出力電圧と
電源電圧との関係

TLC2272AM-MIL pg1_slos190.gif

4 改訂履歴

日付 改訂内容 注
2017年6月 * 初版

Changes from * Revision (June 2017) to * Revision