3 概要

TLC696x1-Q1 は 16 チャネルの定電流シンク・ドライバです。各デバイスには 16 の定電流シンクが内蔵されており、輝度保存用に SRAM が搭載されています。このデバイスは、2 線式のシリアル・インターフェイスを使用して、デイジー・チェーン・トポロジで相互接続され、16000 のローカル調光ゾーンに対して最大 1024 のデバイスをサポートします。

システム効率を最適化するため、このデバイスにはアダプティブ・ヘッドルーム電圧制御方式が搭載されており、DC/DC を直接制御できます。システム・レイアウトを簡素化するには、シリアル・チェーンの最後のデバイスから供給された FB ピンのみを DC/DC に接続する必要があります。また、最小の輝度更新レイテンシ、ブラック・インサーション、VRR 機能を内蔵しているため、ディスプレイの品質が向上します。

TLC696x1-Q1 には 3 つのエラー・フラグがあります。診断用の LED 開放検出 (LOD)、LED 短絡検出 (LSD)、サーマル・シャットダウン検出 (TSD) の 3 つです。このデバイスには、UART/INT および SOUT/CLK_O を含む、レジスタでプログラム可能な 2 つのリードバック・オプションが実装されています。

製品情報

部品番号	パッケージ ⁽¹⁾	本体サイズ (公称)
TLC696x1-Q1	WQFN (24) ウェッタブル・フランク	4mm × 4mm
TLC696x1-Q1	HTSSOP (28)	9.7mm × 4.4mm

(1) 利用可能なパッケージについては、データシートの末尾にある注文情報を参照してください。

簡略回路図