JAJSE82A October 2017 – December 2017 TLC6C5816-Q1
PRODUCTION DATA.
TLC6C5816-Q1には巡回冗長性検査(CRC)機能があり、シフト・レジスタのレジスタ値を検証できます。読み戻しモードでは、6ビットのCRC剰余を返します。MCUはCRC剰余を読み戻して、剰余が正しいかどうかをチェックできます。CRCチェックサムにより、読み戻し方式で、シフト・レジスタ値を変更することなく検証できます。
TLC6C5816-Q1は、誤ったコマンドについても構成レジスタをチェックします。
TLC6C5816-Q1の構成レジスタは24ビットで構成されています。CRCチェックサムを生成するために、まず6ビット左にシフトして0を入れ、多項式で30データ・ビットをビットごとの排他的論理和演算して、チェックサムを出します。
例えば、構成データが0xD7i0F68で多項式が0x43 (7’b100i0011)であれば、CRCチェックサムは0x19 (6’b01i1001)となります。
MCUはCRCチェックサムを読み戻して、それを24ビットのLSBに付加できるため、30ビットのデータは0x35C3 DA19となります。多項式でビットごとの排他的論理和演算を行うと、残差0になるはずです。
CRC参考資料: 『MSP430によるCRCの実装』