JAJSC99B December 2012 – December 2015 TLC6C5912-Q1
PRODUCTION DATA.
TLC6C5912デバイスは、モノリシックで中程度の電圧、低電流の12ビット・シフト・レジスタで、比較的中程度の負荷電力を必要とするLEDなどを駆動するよう設計されています。このデバイスには、12ビットのシリアル・イン、パラレル・アウトのシフト・レジスタが内蔵されており、12ビットのDタイプ・ストレージ・レジスタへデータを供給します。デバイスには、サーマル・シャットダウン保護機能も組み込まれています。
デバイスには、接合部の温度が175℃ (代表値)を超えた場合に自身を保護するため、内部的なサーマル・シャットダウン機能が実装されています。接合部温度がサーマル・トリップのスレッショルドを超えると、サーマル・シャットダウンにより、デバイスは強制的にオープン状態になります。接合部温度が160℃ (代表値)未満に低下すると、デバイスは再度動作を開始します。
TLC6C5912デバイスには12ビットのシリアル・イン、パラレル・アウトのシフト・レジスタが搭載されており、8ビットのDタイプ・ストレージ・レジスタへデータを供給します。シフト・レジスタとストレージ・レジスタのどちらを経由するデータ転送も、シフト・レジスタ・クロック(SRCK)とレジスタ・クロック(RCK)の立ち上がりエッジで行われます。ストレージは、シフト・レジスタ・クリア(CLR)がHIGHのとき、出力バッファへデータを転送します。
CLRのロジックがLOWになると、デバイスのすべてのレジスタがクリアされます。TIは、電源オン時または初期化時にデバイスのクリアをお勧めします。
SER OUTピンを、シリアル・バス上でカスケード接続する次のデバイスのSER IN入力へ接続すると、データはSRCKの立ち下がりエッジで次のデバイスへ転送されます。これによって、2番目のデバイスがSRCKの同じ立ち上がりエッジで、SRCKとデータ入力の両方を受信する問題を回避できるため、カスケードされたアプリケーションの信頼性を向上できます。
出力イネーブル(G)をHIGHに保持すると、出力バッファのすべてのデータがLOWに保持され、すべてのドレイン出力がオフになります。GをLOWに保持すると、ストレージ・レジスタのデータが出力バッファへ透過的になります。出力バッファのデータがLOWのとき、DMOSトランジスタの出力がオフになります。データがHIGHのとき、DMOSトランジスタ出力はシンク電流能力を持つようになります。このピンは、グローバルPWM調光にも使用されます。
このデバイスは、3V ≤ VCC ≤ 5.5Vの範囲で通常に動作します。動作電圧が3V未満の場合、通信インターフェイスや電流の容量も含めて、デバイスの動作は保証されません。
このデバイスは、この電圧範囲で通常に動作しますが、この電圧範囲で長時間動作すると信頼性の問題が発生する可能性があります。