JAJSES5Q July   2006  – August 2024 TLK2711-SP

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2. 特長
  3. アプリケーション
  4. 概要
  5. Pin Configuration and Functions
  6. Specifications
    1. 5.1 Absolute Maximum Ratings
    2. 5.2 ESD Ratings
    3. 5.3 Recommended Operating Conditions
    4. 5.4 Thermal Information
    5. 5.5 TTL Input Electrical Characteristics
    6. 5.6 Transmitter/Receiver Electrical Characteristics
    7. 5.7 Reference Clock (TXCLK) Timing Requirements
    8. 5.8 TTL Output Switching Characteristics
    9. 5.9 Typical Characteristics
  7. Detailed Description
    1. 6.1 Overview
    2. 6.2 Functional Block Diagram
    3. 6.3 Feature Description
      1. 6.3.1  Transmit Interface
      2. 6.3.2  Transmit Data Bus
      3. 6.3.3  Data Transmission Latency
      4. 6.3.4  8-Bit/10-Bit Encoder
      5. 6.3.5  Pseudo-Random Bit Stream (PRBS) Generator
      6. 6.3.6  Parallel to Serial
      7. 6.3.7  High-Speed Data Output
      8. 6.3.8  Receive Interface
      9. 6.3.9  Receive Data Bus
      10. 6.3.10 Data Reception Latency
      11. 6.3.11 Serial to Parallel
      12. 6.3.12 Comma Detect and 8-Bit/10-Bit Decoding
      13. 6.3.13 LOS Detection
      14. 6.3.14 PRBS Verification
      15. 6.3.15 Reference Clock Input
      16. 6.3.16 Operating Frequency Range
      17. 6.3.17 Testability
      18. 6.3.18 Loopback Testing
      19. 6.3.19 BIST
      20. 6.3.20 Power-On Reset
    4. 6.4 Device Functional Modes
      1. 6.4.1 Power-Down Mode
      2. 6.4.2 High-Speed I/O Directly-Coupled Mode
      3. 6.4.3 High-Speed I/O AC-Coupled Mode
  8. Application and Implementation
    1. 7.1 Application Information
    2. 7.2 Typical Application
      1. 7.2.1 Design Requirements
      2. 7.2.2 Detailed Design Procedure
      3. 7.2.3 Application Curves
    3. 7.3 Power Supply Recommendations
    4. 7.4 Layout
      1. 7.4.1 Layout Guidelines
      2. 7.4.2 Layout Example
  9. Device and Documentation Support
    1. 8.1 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    2. 8.2 サポート・リソース
    3. 8.3 Trademarks
    4. 8.4 静電気放電に関する注意事項
    5. 8.5 用語集
  10. Revision History
  11. 10Mechanical, Packaging, and Orderable Information

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

概要

TLK2711-SPはマルチ ギガビット トランシーバのWizardLinkトランシーバ ファミリのメンバで、超高速の双方向ポイント ツー ポイントのデータ伝送システムでの使用を意図したものです。TLK2711-SP は実効シリアル インターフェイス速度として 1.6Gbps~2.5Gbps をサポートし、最高 2Gbps のデータ帯域幅を提供します。

TLK2711-SP の主な用途は、インピーダンスが約 50Ω に制御されたメディア上で、ポイント ツー ポイントのベースバンド データ伝送を行うための、高速 I/O データ チャネルです。伝送メディアには、プリント基板、銅線、光ファイバ ケーブルを使用できます。データ転送の最大速度および距離は、メディアの減衰特性と周囲からのノイズに依存します。

このデバイスを、パラレル データ伝送アーキテクチャの置き換えに使用して、トレース、コネクタのピン、送信/受信ピンを削減できます。トランスミッタに読み込まれるパラレル データはシリアル チャネル上でレシーバへ配信され、伝送には銅線の同軸ケーブル、インピーダンスの制御されたバックプレーン、光リンクを使用できます。その後でデータは、元のパラレル形式に再構築されます。この方法では、パラレルのソリューションと比較して大きく電力とコストを削減でき、将来的により高速なデータ転送にも拡張できます。

TLK2711-SPは、パラレル/シリアルおよびシリアル/パラレルのデータ変換を実行します。クロック抽出は、物理レイヤ(PHY)インターフェイス デバイスとして機能します。シリアル トランシーバ インターフェイスは、最高 2.5Gbps の速度で動作します。トランスミッタは、供給されるリファレンス クロック(TXCLK)に基づいた速度で、16ビットのパラレル データをラッチします。この16ビットのパラレル データは、8ビット/10ビット(8b/10b)エンコード形式を使用して、内部で20ビットにエンコードされます。結果として得られる20ビットのワードが、リファレンス クロック(TXCLK)の20倍の速度で、差動的に送信されます。レシーバ セクションは、入力されたデータについてシリアル/パラレル変換を実行し、結果として得られる20ビット幅のパラレル データを、復元されたクロック(RXCLK)と同期します。その後で、20ビット幅のデータを、8ビット/10ビット デコード形式を使用してデコードし、受信データ ピン(RXD0~RXD15)で16ビットのパラレル データを復元します。結果として得られる実効データ ペイロードは 1.28~2Gbps (16 ビットのデータ × 周波数) です。

TLK2711-SPは、68ピンのセラミック非導電性タイ バー パッケージ(HFG)で供給されます。

注:

商用 TLK2711 デバイスについて記載されている、「TLK2711、1.6~2.7GBPS トランシーバ データシートのエラッタ - PLL の誤ロックの問題」というタイトルのエラッタは、TLK2711-SP デバイスには適用されません。TLK2711-SPは、TLK2711A商用デバイスと機能的に等価です。

TLK2711-SPには、自己診断用の内部ループバック機能があります。シリアライザからのシリアル データはデシリアライザに直接渡され、プロトコル デバイスが物理インターフェイスの機能の自己診断を行えるようにします。

TLK2711-SPにはLOS検出回路があり、受信信号が十分な電圧振幅でなくなったとき、クロック復元回路をロックします。

TLK2711-SPでは、ユーザーが2つのTLK2711-SPデバイスからの受信データ バスのピンを互いに結合し、冗長化ポートを実装できます。LCKREFN を Low 状態にアサートすると、デバイスがイネーブル状態 (ENABLE = H) であれば、受信データ バスのピン (RXD0~RXD15、RXCLK、RKLSB、RKMSB) がハイ インピーダンス状態になります。これによって、レシーバがデータをトラッキングしなくなり、デバイスは送信専用モードになります。パワーオン リセット中は、LCKREFN をアサート解除して High 状態にする必要があります (「パワーオン リセット」セクションを参照)。デバイスがディセーブル(ENABLE = L)のとき、RKMSBはLOS検出器のステータスを出力します(アクティブLOW = LOS)。他のすべての受信出力は、ハイ インピーダンスに維持されます。

TLK2711-SP の I/O は 3V 対応です。TLK2711-SP は、-55℃~125℃ の Tcase で動作が規定されています。

TLK2711-SPは、ホット プラグが可能なよう設計されています。電源投入時には、オンチップのパワーオン リセット回路により、RXCLKがLOWに保持され、パラレル側出力信号ピン、およびTXPとTXNピンがハイ インピーダンスになります。

パッケージ情報
部品番号 パッケージ (1) パッケージ サイズ(2)
TLK2711-SP HFG (CFP、68) 13.97mm × 13.97 mm
利用可能なすべてのパッケージについては、データシートの末尾にある注文情報を参照してください。
パッケージ サイズ (長さ × 幅) は公称値であり、該当する場合はピンも含まれます。
TLK2711-SP 外部部品の相互接続 外部部品の相互接続