JAJSBN2C May 2011 – January 2023 TLV1117LV
PRODUCTION DATA
TLV1117LV 低ドロップアウト (LDO) リニア・レギュレータは、一般的な TLV1117 電圧レギュレータの低入力電圧版です。
TLV1117LV は非常に低消費電力のデバイスで、従来の 1117 電圧レギュレータと比べて静止時に消費する電流は 1/500 です。この設計のため本デバイスは、非常に低いスタンバイ電流を必要とするアプリケーションに適しています。また、TLV1117LV LDO は、負荷電流が 0mA の状態で安定します。最小の負荷要件はないため、通常動作時に 1A という大きな負荷電流に対応するだけでなく、スタンバイ時の非常に小さい負荷に対して、レギュレータから電力を供給する必要があるアプリケーション用としても、有効な選択肢となります。TLV1117LV はライン過渡特性と負荷過渡特性が優れており、その結果、要求される負荷電流が 1mA 未満から 500 mA を超える範囲で変化するような場合でも、出力電圧振幅のアンダーシュートやオーバーシュートは非常に小さく抑えられます。
高精度のバンドギャップとエラー・アンプにより、1.5% の精度を実現しています。本デバイスの電源電圧変動除去比 (PSRR) は非常に高いので、スイッチング・レギュレータの後段に配置するポスト・レギュレーションにも使用できます。他の有用な特徴としては、低出力ノイズ、低ドロップアウト電圧などが挙げられます。
また、等価直列抵抗 (ESR) 0Ω のコンデンサでも安定するよう内部的に補償されています。これらの主な長所が、コスト効率の優れた小型のセラミック・コンデンサの使用を可能にしています。必要に応じて、コスト効率が優れていて、バイアス電圧が高く温度ディレーティングが大きいタイプのコンデンサを使用することもできます。
TLV1117LV は SOT-223 パッケージで供給されます。
部品番号 | パッケージ(1) | 本体サイズ (公称) |
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TLV1117LV | DCY (SOT-223、4) | 6.50mm × 3.50mm |