JAJSP86B November 2023 – June 2024 TMAG3001
PRODUCTION DATA
TMAG3001 は、幅広い産業用およびパーソナル エレクトロニクス アプリケーション向けに設計された低消費電力 3 次元リニア ホール効果センサです。このデバイスは X、Y、Z 軸に 3 つの独立したホール効果センサを内蔵しています。高精度アナログ信号チェーンと内蔵 12 ビット A/D コンバータにより、磁界のアナログ測定値をデジタル値に変換します。I2C インターフェイスは、多様な動作 VCC 範囲に対応すると同時に、低電圧マイクロコントローラとのシームレスなデータ通信を確保します。
TMAG3001 は I2C インターフェイスを通じて構成でき、磁気軸と温度測定を組み合わせて使用できます。さらに、このデバイスは各種の電力オプション (ウェークアップおよびスリープ モードを含む) に構成できるため、設計者はシステム レベルのニーズに基づいてシステムの消費電力を最適化できます。複数のセンサ変換方式と I2C 読み出しフレームにより、スループットと精度を最適化できます。低消費電力のウェークアップおよびスリープ モード時に、専用の INT ピンはシステム割り込みとして機能でき、マイクロコントローラによって新しいセンサ変換をトリガすることもできます。このデバイスは、磁気または角度測定用の構成可能な低消費電力スイッチ モードも備えています。
内蔵の角度計算エンジン (CORDIC) は、軸上と軸外の両方の角度測定トポロジについて、360° の角度位置情報を提供します。角度の計算は、ユーザーが選択した 2 つの磁気軸を使用して行います。このデバイスは磁気ゲインとオフセット補正機能を搭載しており、システムの機械的誤差の原因による影響を緩和します。
TMAG3001 は、4 つの異なる I2C アドレスの利用を可能にする、ADDR ピンを備えています。各発注用部品は、システム キャリブレーション時の磁石の強さおよび部品の配置に適した 2 つの磁界範囲のうちの 1 つを選択するように構成できます。
このデバイスは、-40℃~125℃の広い周囲温度範囲にわたって安定して動作します。