安全限界値の目的は、入力または出力回路の故障による絶縁バリアの損傷の可能性を最小限に抑えることです。パラメータ | テスト条件 | 最小値 | 標準値 | 最大値 | 単位 |
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IS | 安全入力電流 (サイド 1)(1) | RθJA = 36.6℃/W、TJ = 150℃、TA = 25℃、図 7-14 を参照 | | | 30 | A |
IS | 安全入力、出力、または電源電流 (サイド 2)(1) | RθJA = 36.6℃/W、VI = 5V、TJ = 150℃、TA = 25℃、図 7-15 を参照 | | | 0.68 |
PS | 安全入力、出力、または合計電力(1) | RθJA = 36.6℃/W、TJ = 150℃、TA = 25℃、図 7-16 を参照 | | | 3.4 | W |
TS | 安全温度(1) | | | | 150 | ℃ |
(1) 最高安全温度 T
S は、本デバイスに規定された最大接合部温度 T
J と同じ値です。I
S および P
S パラメータはそれぞれ安全電流と安全電力を表します。I
S および P
S の最大限界値を超過してはなりません。これらの制限は周囲温度 T
A によって変化します。
「
熱に関する情報」の表にある接合部から外気への熱抵抗 R
θJA は、
TMCS1107EVM に取り付けられているデバイスのものです。これらの式を使用して、以下のように各パラメータの値を計算します。
T
J = T
A + R
θJA × P、ここで、P はデバイスで消費される電力です。
T
J(max) = T
S = T
A + R
θJA × P
S、ここで、T
J(max) は最大許容接合部温度です。
P
S = I
S × V
I、ここで、V
I は最大入力電圧です。