JAJS466L March   2009  – July 2024 TMP112 , TMP112D

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2. 特長
  3. アプリケーション
  4. 概要
  5. デバイスの比較
  6. ピン構成および機能
  7. 仕様
    1. 6.1 絶対最大定格
    2. 6.2 ESD 定格
    3. 6.3 推奨動作条件
    4. 6.4 熱に関する情報
    5. 6.5 電気的特性
    6. 6.6 タイミング要件
    7. 6.7 タイミング図
    8. 6.8 代表的特性 (TMP112A/B/N)
    9. 6.9 代表的特性 (TMP112Dx)
  8. 詳細説明
    1. 7.1 概要
    2. 7.2 機能ブロック図
    3. 7.3 機能説明
      1. 7.3.1 デジタル温度出力
      2. 7.3.2 シリアル インターフェイス
        1. 7.3.2.1 バスの概要
        2. 7.3.2.2 シリアル バス アドレス
        3. 7.3.2.3 読み取りと書き込みの動作
        4. 7.3.2.4 ターゲット モードの動作
          1. 7.3.2.4.1 ターゲット レシーバ モード
          2. 7.3.2.4.2 ターゲット トランスミッタ モード
        5. 7.3.2.5 SMBus のアラート機能
        6. 7.3.2.6 ゼネラル コール
        7. 7.3.2.7 ハイスピード (Hs) モード
        8. 7.3.2.8 タイムアウト機能
        9. 7.3.2.9 タイミング図
          1. 7.3.2.9.1 2 線式タイミング図
    4. 7.4 デバイスの機能モード
      1. 7.4.1 連続変換モード
      2. 7.4.2 拡張モード (EM)
      3. 7.4.3 ワンショット / 変換準備モード (OS)
      4. 7.4.4 サーモスタット モード (TM)
        1. 7.4.4.1 コンパレータ モード (TM = 0)
        2. 7.4.4.2 割り込みモード (TM = 1)
    5. 7.5 プログラミング
      1. 7.5.1 ポインタ レジスタ
      2. 7.5.2 温度レジスタ
      3. 7.5.3 構成レジスタ
        1. 7.5.3.1 シャットダウン モード (SD)
        2. 7.5.3.2 サーモスタット モード (TM)
        3. 7.5.3.3 極性 (POL)
        4. 7.5.3.4 フォルト キュー (F1/F0)
        5. 7.5.3.5 コンバータの分解能 (R1 および R0)
        6. 7.5.3.6 ワンショット (OS)
        7. 7.5.3.7 拡張モード (EM)
        8. 7.5.3.8 アラート (AL)
      4. 7.5.4 上限および下限レジスタ
  9. アプリケーションと実装
    1. 8.1 アプリケーション情報
    2. 8.2 代表的なアプリケーション
      1. 8.2.1 設計要件
      2. 8.2.2 詳細な設計手順
      3. 8.2.3 アプリケーション曲線
      4. 8.2.4 電源に関する推奨事項
    3. 8.3 レイアウト
      1. 8.3.1 レイアウトのガイドライン
      2. 8.3.2 レイアウト例
  10. デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 9.1 文書化のサポート
      1. 9.1.1 関連資料
    2. 9.2 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    3. 9.3 サポート・リソース
    4. 9.4 商標
    5. 9.5 静電気放電に関する注意事項
    6. 9.6 用語集
  11. 10改訂履歴
  12. 11メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

SMBus のアラート機能

TMP112 ファミリは、SMBus のアラート機能をサポートしています。TMP112 ファミリが割り込みモード (TM = 1) で動作しているときは、ALERT ピンを SMBus のアラート信号として接続できます (‌ALERT ピンが利用可能な場合)。ALERT ピンが利用可能かどうかにかかわらず、アラート ステータスは設定されます。アラート ラインにアラート条件が存在することをコントローラが検出すると、コントローラは SMBus の ALERT コマンド (0001 1001) をバスに送信します。ALERT ピンがアクティブの場合 (アラートが設定されている場合)、デバイスは SMBus の ALERT コマンドをアクノリッジし、SDA ラインにターゲット アドレスを返すことで応答します。ターゲット アドレス バイトの 8 番目のビット (LSB) は、アラート状況が T(HIGH) を超える温度と T(LOW) を下回る温度のどちらで発生したのかを示します。LSB は、温度が T(HIGH) より高いときは High に、温度が T(LOW) より低いときは Low になります。このシーケンスの詳細については、図 7-6 を参照してください。

バス上の複数のデバイスが SMBus のアラート コマンドに応答した場合、SMBus のアラート コマンドのターゲット アドレス部分での調停によって、どのデバイスが ALERT ステータスをクリアするのかが決定されます。2 線式アドレスが最も小さいデバイスが調停で優先されます。TMP112 ファミリが調停で優先権を得た場合は、SMBus のアラート コマンドが完了した時点で、TMP112 ファミリの ALERT ピンが非アクティブになり、ステータス ビットはクリアされます。TMP112 ファミリが調停で優先されなかった場合、TMP112 ファミリの ALERT ピン (ステータス ビット) はアクティブのままです。