JAJS466L March 2009 – July 2024 TMP112 , TMP112D
PRODUCTION DATA
温度制限は、温度結果と同じ形式で T(LOW) および T(HIGH) レジスタに保存され、変換のたびに温度結果と比較されます。比較の結果として、ALERT ピン / フラグの動作が駆動されます。このピンはコンパレータ出力または割り込みとして動作し、構成レジスタの TM ビットによって設定されます。
コンパレータ モード (TM = 0) では、フォルト ビット F1、F0 で設定されたフォルト回数だけ連続して、温度が T(HIGH) レジスタの設定値以上になった場合、ALERT ピンおよびステータス フラグがアクティブになります。ALERT ピンおよびステータス フラグは、同じフォルト回数だけ温度が T(LOW) の設定値を下回るまで、アクティブに維持されます。
割り込みモード (TM = 1) では、フォルト条件の回数だけ連続して、温度が T(HIGH) の設定値以上となったとき、ALERT ピンがアクティブになります (表 7-11 を参照)。任意のレジスタが読み取られる、またはデバイスが SMBus のアラート応答アドレスへの応答に成功するまで、ALERT ピンはアクティブを維持します。デバイスをシャットダウン モードに移行したときも、ALERT ピンはクリアされます。ALERT ピンは、クリアされると、温度が T(LOW) を下回った場合のみ再びアクティブになり、任意のレジスタの読み取り動作によってクリアされるか、SMBus のアラート応答アドレスへの応答が成功するまではアクティブに維持されます。ALERT ピンがクリアされると上記のサイクルが繰り返され、温度が T(HIGH) 以上になった場合、ALERT ピンはアクティブになります。ゼネラル コール リセット コマンドによるデバイス リセットでも、ALERT ピンをクリアできます。このアクションにより、デバイスの内蔵レジスタの状態もクリアされ、デバイスはコンパレータ モード (TM = 0) に戻ります。
両方の動作モードを図 7-9 と図 7-10 に示します。T(HIGH) および T(LOW) レジスタの形式を、表 7-12 と表 7-13 に示します。上位バイトが先に送信され、その後に下位バイトが送信されます。T(HIGH) と T(LOW) のパワーアップ リセット値は、次のとおりです。
T(HIGH) および T(LOW) のデータ形式は、温度レジスタのものと同じです。
バイト | D7 | D6 | D5 | D4 | D3 | D2 | D1 | D0 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | H11 | H10 | H9 | H8 | H7 | H6 | H5 | H4 |
(H12) | (H11) | (H10) | (H9) | (H8) | (H7) | (H6) | (H5) | |
バイト | D7 | D6 | D5 | D4 | D3 | D2 | D1 | D0 |
2 | H3 | H2 | H1 | H0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(H4) | (H3) | (H2) | (H1) | (H0) | (0) | (0) | (0) |
バイト | D7 | D6 | D5 | D4 | D3 | D2 | D1 | D0 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | L11 | L10 | L9 | L8 | L7 | L6 | L5 | L4 |
(L12) | (L11) | (L10) | (L9) | (L8) | (L7) | (L6) | (L5) | |
バイト | D7 | D6 | D5 | D4 | D3 | D2 | D1 | D0 |
2 | L3 | L2 | L1 | L0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(L4) | (L3) | (L2) | (L1) | (L0) | (0) | (0) | (0) |