JAJSFO5D June 2018 – September 2022 TMP117
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
転送を開始するデバイスを「マスタ」、マスタによって制御されるデバイスを「スレーブ」と呼びます。マスタ・デバイスはシリアル・クロック (SCL) を生成してバスを制御します。また、マスタはバス・アクセスを制御し、START 条件および STOP 条件を生成します。
特定のデバイスをアドレス指定するには、SCL が High のときに、データ・ライン (SDA) を High から Low のロジック・レベルにプルし、START 条件を開始します。バス上にあるすべてのスレーブは、クロックの立ち上がりエッジでスレーブ・アドレス・バイトをシフトインします。このバイトの最後のビットは、読み取りと書き込みのどちらの動作が意図されているかを示します。9 番目のクロック・パルスの間、アドレス指定されたスレーブはアクノリッジを生成し、SDA ピンをローにプルしてマスタに応答します。
その後でデータ転送が開始され、8 つのクロック・パルスに合わせて送信されてから、アクノリッジ・ビットが続きます。データ転送中、SCL ピンが High のとき、SDA ピンは安定状態を維持する必要があります。SCL ピンが High のときに SDA ピンが変化すると、START または STOP 信号と解釈されるからです。
すべてのデータが転送されると、マスタは START 条件を繰り返すか、STOP 条件を生成します。