JAJSFO5D June 2018 – September 2022 TMP117
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
このデバイスにはユーザーがプログラム可能な EEPROM があり、次の 2 つの目的で使用できます。
リセット時に、デバイスは POR シーケンスを実行し、EEPROM にプログラムされた値をそれぞれのレジスタ・マップ位置にロードします。このプロセスには約 1.5ms が必要です。電源投入シーケンスが完了すると、デバイスは EEPROM からロードされた構成パラメータに従って動作を開始します。この最初の POR 期間中に制限レジスタや構成レジスタに対して行われた、すべての I2C 書き込みは無視されます。I2C 読み取りトランザクションは、電源オン期間中もデバイスで実行できます。POR シーケンスの実行中に、EEPROM ロック解除レジスタの EEPROM_Busy ステータス・フラグがセットされます。
製造時には、表 7-3 に示すように、TMP117 の EEPROM にリセット値がプログラムされます。これらの値の変更方法については、「Topic Link Label7.5.1.2」セクションで解説しています。また製造時には、EEPROM の汎用の場所に一意の ID もプログラムされます。この一意の ID は、NIST トレーサビリティをサポートするために使用されます。TMP117 ユニットは製造時のセットアップで 100% テスト済みであり、このテストは NIST トレース可能で、ISO/IEC 17025 で認められた標準に従って較正済みの機器により検証されています。NIST トレーサビリティが必要ない場合のみ、汎用 EEPROM[4:1] の場所を再プログラムしてください。