JAJS442E December 2006 – September 2024 TMP411
PRODUCTION DATA
TMP411 は、ローカル ダイ温度測定チャネルを単一の VSSOP-8 または SOIC-8 パッケージに組み合わせた、デュアル チャネル デジタル温度センサです。TMP411 は、2 線式の SMBus インターフェイスと互換性があり、温度範囲は –40℃~125℃です。TMP411 デバイスは、構成情報、温度測定結果、温度コンパレータの上限と下限、ステータス情報を保持するための複数のレジスタを備えています。
ユーザーがプログラムした上限温度と下限温度を TMP411 に保存すると、ローカル温度とリモート温度で過熱アラームまたは低温アラーム (ALERT) がトリガされます。TMP411 に追加の熱制限をプログラムして、温度の上昇に対するシステム応答を開始する別のフラグ (THERM) をトリガすることができます。
TMP411 では、リモート温度検出を適切に動作させるために、D+ と D- の間にトランジスタを接続しておくだけで済みます。SCL および SDA インターフェイス ピンは、通信バスの一部としてプルアップ抵抗が必要である一方、ALERT ピンと THERM ピンはプルアップ抵抗が必要なオープン ドレイン出力です。ALERT ピンと THERM ピンは、必要に応じて他のデバイスと共有して、ワイヤ OR 実装を行うことができます。テキサス・インスツルメンツでは、ローカルでの良好なバイパスを実現するために、0.1µF の電源バイパス コンデンサの使用を推奨しています。図 8-1 に、TMP411 の標準的な構成を示します。