JAJSPS2B January 2023 – November 2023 TMS320F2800152-Q1 , TMS320F2800153-Q1 , TMS320F2800154-Q1 , TMS320F2800155 , TMS320F2800155-Q1 , TMS320F2800156-Q1 , TMS320F2800157 , TMS320F2800157-Q1
PRODMIX
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
INTOSC2 に外付けの高精度抵抗と組み合わせて使用することで、より高い精度を実現できます。
必要な外付けコンポーネントは次のとおりです。
図 6-20 に、これらの必要な外付けコンポーネントの配置例を示します。
ExtR モードでは、発振器の周波数誤差が、ExtR 抵抗の精度に直接比例します。
ExtR を使用する INTOSC の性能には、VDDIO 電源の品質が直接影響を与えます。ジッタ、ノイズ、その他の性能上の問題を回避するため、VDDIO に配置する容量値と回路構成は、可能な限りクリーンな電源を提供するように配慮して設計する必要があります。
ExtR ピンに抵抗を配置すると、このピンは GPIO または X1 として使用できなくなります。
表 6-9 に、ExtR の仕様値を示します。
パラメータ | テスト条件 | 最小値 | 標準値 | 最大値 | 単位 |
---|---|---|---|---|---|
fINTOSC2-ExtR-ERR-PERC | 誤差 0% の理想的な ExtR 抵抗 (100kΩ) | -0.7 | 0 | +0.7 | % |
fINTOSC2-ExtR | 誤差 0% の理想的な ExtR 抵抗 (100kΩ) | 9.93 | 10 | 10.07 | MHz |
fExtR-SETTLING | ExtR モードへの切り替え | 1 | ms | ||
ExtR 抵抗、RExtR | 100 | kΩ | |||
ExtR デカップリング容量、CExtR | 10 | nF | |||
VDDIO デカップリング容量、CVDDIO | 20 | μF |
表 6-10 に、抵抗のパラメータを指定して INTOSC2 の総合誤差を求める場合の計算例を示します。
パラメータ | 値 | 単位 |
---|---|---|
INTOSC2 の理想的な周波数変動 | 0.70 | % |
ExtR 抵抗の許容誤差 | RTOLERANCE | % |
ExtR 抵抗の温度係数 | RTEMPCO | ppm/℃ |
動作温度 | TOPERATING_POINT | ℃ |
ExtR データシートでの周囲温度 | TAMBIENT | ℃ |
総合周波数誤差 | [(0.70/100) + (RTOLERANCE/100) + ((RTEMPCO/1E6) * abs(TOPERATING_POINT - TAMBIENT))] * 100 | % |
表 6-11 に、上記の計算を使用した値の例を示します。
パラメータ | 値 | 単位 |
---|---|---|
INTOSC2 の理想的な周波数変動 | 0.70 | % |
ExtR 抵抗の許容誤差 | 0.10 | % |
ExtR 抵抗の温度係数 | 25 | ppm/℃ |
動作温度 | 90 | ℃ |
ExtR データシートでの周囲温度 | 25 | ℃ |
総合周波数誤差の計算 | ((0.70/100) + (0.10/100) + ((25/1E6) * abs(90 - 25))) * 100 | % |
総合周波数誤差の計算 | 0.96 | % |
最高の性能を得るには、以下の基板レイアウト・ガイドラインに従ってください。