D. GPIOn ピン (デバイスの HALT を解除するために使用) を Low にすると、発振器がオンになり、発振器ウェークアップ・シーケンスが開始されます。GPIO ピンを High に駆動するのは、発振器が安定した後にする必要があります。これにより、PLL ロック・シーケンス時にクリーンなクロック信号を供給できます。GPIO ピンの立ち下がりエッジによって非同期にウェークアップ手順が開始されるので、HALT モードに移行する前および HALT モードになっている間は、低ノイズ環境を維持するように注意する必要があります。
E. デバイスをウェークアップするために GPIO ピンに供給されるウェークアップ信号は、最小パルス幅の要件を満たす必要があります。さらに、この信号からはグリッチを完全に除去する必要があります。ノイズの多い信号が GPIO ピンに供給されると、デバイスのウェークアップ動作は確定的ではなくなり、デバイスは後続のウェークアップ・パルスで低消費電力モードを終了できない場合があります。
F. コアへの CLKIN がイネーブルになると、デバイスは、いくらかのレイテンシの後で割り込みに応答します (割り込みイネーブルの場合)。これで、HALT モードが終了します。
G. 通常動作を再開します。
H. ユーザーは、安定した PLL ロックを確保するために、HALT からのウェークアップの際に PLL を再ロックする必要があります。