JAJSJO1C October 2021 – December 2023 TMS320F280034 , TMS320F280034-Q1 , TMS320F280036-Q1 , TMS320F280036C-Q1 , TMS320F280037 , TMS320F280037C , TMS320F280037C-Q1 , TMS320F280038C-Q1 , TMS320F280039-Q1 , TMS320F280039C , TMS320F280039C-Q1
PRODMIX
このセクションでは、ユーザーが構成可能なデュアル・ゾーン・セキュリティ・モジュール (DCSM) OTP 内の BOOTPIN_CONFIG 領域 (表 7-9 を参照) をプログラムすることにより、ブート・モード選択ピンをユーザーがカスタマイズする方法について説明します。DCSM OTP 内のその領域は、Z1-OTP-BOOTPIN-CONFIG または Z2-OTP-BOOTPIN-CONFIG です。デバッグ時には、EMU-BOOTPIN-CONFIG が Z1-OTP-BOOTPIN-CONFIG/Z2-OTP-BOOTPIN-CONFIG をエミュレートする代用として機能するので、OTP に書き込まずにさまざまなブート・モードを検証するようにプログラムできます。このデバイスは、必要に応じて 0、1、2、3 のブート・モード選択ピンを使用するようにプログラムできます。
Z2-OTP-BOOTPIN-CONFIG を使用する場合、この領域にプログラムされた構成が Z1-OTP-BOOTPIN-CONFIG の構成よりも優先されます。まず Z1-OTP-BOOTPIN-CONFIG を使用し、OTP 構成を変更する必要がある場合に Z2-OTP-BOOTPIN-CONFIG を使用するように切り替えることを推奨します。
ビット | 名称 | 説明 |
---|---|---|
31:24 | キー | この 8 ビットに 0x5A を書き込んでこのレジスタのビットが有効であることを示す |
23:16 | ブート・モード選択ピン 2 (BMSP2) | BMSP2 以外は BMSP0 の説明を参照 |
15:8 | ブート・モード選択ピン 1 (BMSP1) | BMSP1 以外は BMSP0 の説明を参照 |
7:0 | ブート・モード選択ピン 0 (BMSP0) | ブート時に使用する GPIO ピンを設定 (最大 255): 0xFF を書き込むと BMSP0 がディセーブルになり、このピンはブート・モードの選択には使用されない |
以下の GPIO を BMSP として使用することはできません。ある BMSP に対してこの GPIO を選択した場合、ブート ROM は出荷時のデフォルト GPIO を自動的に選択します (BMSP2 の出荷時デフォルトは 0xFF であり、BMSP はディセーブルです)。
BOOTPIN_CONFIG キー |
BMSP0 | BMSP1 | BMSP2 | 選択されるブート・モード |
---|---|---|---|---|
!= 0x5A | 不定 | 不定 | 不定 | 工場出荷時デフォルトの BMSP で定義されるブート |
= 0x5A | 0xFF | 0xFF | 0xFF | ブート・モード 0 のブート・テーブルで定義されるブート (すべての BMSP が無効) |
有効な GPIO | 0xFF | 0xFF | BMSP0 の値で定義されるブート (BMSP1 および BMSP2 無効) |
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0xFF | 有効な GPIO | 0xFF | BMSP1 の値で定義されるブート (BMSP0 および BMSP2 無効) |
|
0xFF | 0xFF | 有効な GPIO | BMSP2 の値で定義されるブート (BMSP0 および BMSP1 無効) |
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有効な GPIO | 有効な GPIO | 0xFF | BMSP0 と BMSP1 の値で定義されるブート (BMSP2 無効) |
|
有効な GPIO | 0xFF | 有効な GPIO | BMSP0 と BMSP2 の値で定義されるブート (BMSP1 無効) |
|
0xFF | 有効な GPIO | 有効な GPIO | BMSP1 と BMSP2 の値で定義されるブート (BMSP0 無効) |
|
有効な GPIO | 有効な GPIO | 有効な GPIO | BMSP0、BMSP1、BMSP2 の値で定義されるブート | |
無効な GPIO | 有効な GPIO | 有効な GPIO | BMSP0 は工場出荷時のデフォルトの BMSP0 GPIO にリセット BMSP0、BMSP1、BMSP2 の値で定義されるブート |
|
有効な GPIO | 無効な GPIO | 有効な GPIO | BMSP1 は工場出荷時のデフォルトの BMSP1 GPIO にリセット BMSP0、BMSP1、BMSP2 の値で定義されるブート |
|
有効な GPIO | 有効な GPIO | 無効な GPIO | BMSP2 は工場出荷時のデフォルト状態 (ディセーブル) にリセット BMSP0 および BMSP1 の値で定義されるブート |
ブート・モードをデコードする際、BMSP0 がブート・テーブル・インデックス値の最下位ビット、BMSP2 が最上位ビットです。BMSP をディセーブルする場合は、まず BMSP2 をディセーブルすることをお勧めします。たとえば、BMSP2 のみを使用する場合 (BMSP1 と BMSP0 がディセーブル)、ブート・テーブル・インデックスの 0 と 4 のみが選択可能です。BMSP0 のみを使用する場合、選択可能なブート・テーブル・インデックスは 0 と 1 です。