JAJSE04G January 2017 – January 2023 TMS320F280040-Q1 , TMS320F280040C-Q1 , TMS320F280041 , TMS320F280041-Q1 , TMS320F280041C , TMS320F280041C-Q1 , TMS320F280045 , TMS320F280048-Q1 , TMS320F280048C-Q1 , TMS320F280049 , TMS320F280049-Q1 , TMS320F280049C , TMS320F280049C-Q1
PRODUCTION DATA
デバイスのブート ROM には、ブートロード用ソフトウェアが含まれています。デバイスの ROM には、デバイスの電源がオンになったとき、およびデバイスがリセットされるたびに実行される内部ブートローダ (TI によってプログラムされたもの) が入っています。ブートローダは、ブート可能なペリフェラルのいずれかを経由してアプリケーションをデバイスの RAM にロードするための初期プログラムとして使用されます。または、フラッシュがある場合には、フラッシュに入っているアプリケーションを起動するように構成することもできます。
表 8-13 に、デフォルトのブート・モード・オプションを示します。ユーザーは、サポートされているブート・モードとブート・モード選択ピンをカスタマイズするオプションを利用できます。
ブート・モード | GPIO24 (デフォルトのブート・モード選択ピン 1) | GPIO32 (デフォルトのブート・モード選択ピン 0) |
---|---|---|
パラレル IO | 0 | 0 |
SCI / ウェイト・ブート | 0 | 1 |
CAN | 1 | 0 |
フラッシュ | 1 | 1 |
表 8-14 に、このデバイスでサポートされているブート・モードを示します。デフォルトのブート・モード・ピンは、GPIO24 (ブート・モード・ピン 1) および GPIO32 (ブート・モード・ピン 0) です。ユーザーがこれらのピンでペリフェラルも使用する場合、ブート・モード・ピンを弱くプルアップすることを選択してもかまいません。これは、プルアップをオーバーライドできるようにするためです。このデバイスでは、ユーザーが構成可能なデュアル・コード・セキュリティ・モジュール (DCSM) OTP 領域をプログラムすることにより、出荷時のデフォルトのブート・モード・ピンを変更できます。
ブート・モード番号 | ブート・モード |
---|---|
0 | パラレル IO |
1 | SCI / ウェイト・ブート |
2 | CAN |
3 | フラッシュ |
4 | Wait |
5 | RAM |
6 | SPI マスタ |
7 | I2C マスタ |
8 | PLC |
サポートされているすべてのペリフェラル・ブート・モードは、ペリフェラル・モジュールの最初のインスタンス (SCIA、SPIA、I2CA、CANA など) を使用します。このセクションで、これらのブート・モードに言及する場合は、最初のモジュール・インスタンスを指しています。たとえば SCI ブートと言えば、SCIA ポートでの SCIブート を意味します。他のペリフェラル・ブートについても同様です。