JAJSGS4P November 2008 – February 2021 TMS320F28020 , TMS320F280200 , TMS320F28021 , TMS320F28022 , TMS320F28023 , TMS320F28023-Q1 , TMS320F28026 , TMS320F28026-Q1 , TMS320F28026F , TMS320F28027 , TMS320F28027-Q1 , TMS320F28027F , TMS320F28027F-Q1
PRODUCTION DATA
2802x デバイスの CPU ウォッチドッグ・モジュールは、281x/280x/283xx デバイスで使われているものと似ています。このモジュールは、8 ビット・ウォッチドッグ・アップ・カウンタが最大値に達するたびに、512 OSCCLK (発振器クロック) 幅の出力パルスを生成します。これを防止するため、ユーザーはカウンタを無効化する必要があります。またはソフトウェアが、ウォッチドッグ・カウンタをリセットするウォッチドッグ・キー・レジスタに 0x55 + 0xAA シーケンスを定期的に書き込む必要があります。図 9-12 に、ウォッチドッグ・モジュール内の各種機能ブロックを示します。
通常、入力クロックが存在する場合、CPU ウォッチドッグ・リセットまたは WDINT 割り込みを開始するため CPU ウォッチドッグ・カウンタはデクリメントします。しかし、外部入力クロックが機能しなくなった場合、CPU ウォッチドッグ・カウンタはデクリメントを停止します (つまり、ウォッチドッグ・カウンタはリンプ・モードのクロックでは変化しません)。
CPU ウォッチドッグは、NMI ウォッチドッグとは異なります。CPU ウォッチドッグは、すべての 28x デバイスが備えるレガシー・ウォッチドッグです。
正確な CPU 動作周波数が不可欠であるアプリケーションでは、入力クロックが機能しなくなった場合に MCU をリセット状態に保持する機構を実装する必要があります。たとえば、コンデンサが完全に充電されると MCU の XRS ピンがトリガされるように R-C 回路を使うことができます。コンデンサが完全に充電されないように、1 本の I/O ピンを使って定期的にコンデンサを放電することができます。そのような回路は、フラッシュ・メモリの障害検出にも役立ちます。
WDINT 信号を利用すると、IDLE/STANDBY モードからのウェイクアップとしてウォッチドッグを使えます。
STANDBY モードでは、デバイス上のすべてのペリフェラルがオフになります。機能を維持している唯一のペリフェラルが CPU ウォッチドッグです。このモジュールは OSCCLK で動作します。本デバイスを STANDBY から復帰させることができるように、(使用可能な場合) WDINT 信号が LPM ブロックに供給されます。詳細については、Section 9.7「低消費電力モード・ブロック」を参照してください。
IDLE モードでは、WDINT 信号が PIE を経由して CPU への割り込みを生成することで、CPU を IDLE モードから復帰させることができます。
HALT モードでは、デバイス・リセットによって本デバイスをウェイクアップするために CPU ウォッチドッグを使えます。