JAJSGS5Q April 2009 – January 2024 TMS320F28030 , TMS320F28030-Q1 , TMS320F28031 , TMS320F28031-Q1 , TMS320F28032 , TMS320F28032-Q1 , TMS320F28033 , TMS320F28033-Q1 , TMS320F28034 , TMS320F28034-Q1 , TMS320F28035 , TMS320F28035-Q1
PRODUCTION DATA
F28035/34 デバイスは、8 つの 8K × 16 セクタに分割された 64K × 16 の組み込みフラッシュ メモリを内蔵しています。F28033/32/31 デバイスは、8 つの 4K × 16 セクタに分割された 32K × 16 の組み込みフラッシュ メモリを内蔵しています。F28030 デバイスは、4 つの 4K × 16 セクタに分割された 16K × 16 の組み込みフラッシュ メモリを内蔵しています。すべてのデバイスは、アドレス範囲 0x3D 7800~0x3D 7BFF に、1 つの 1K × 16 の OTP メモリも内蔵しています。ユーザーは、その他のセクタに手を加えることなく、フラッシュ セクタを個別に消去、書き込み、検証できます。しかし、その他のセクタに消去 / 書き込みを行うフラッシュ アルゴリズムを実行するためにフラッシュまたは OTP の 1 つのセクタを使うことはできません。フラッシュ モジュールがより高い性能を達成できるように、特殊なメモリ パイプライン機構が備わっています。フラッシュ / OTP は、プログラム空間とデータ空間の両方に割り当てられているため、コードの実行またはデータ情報の格納に使用できます。アドレス 0x3F 7FF0~0x3F 7FF5 はデータ変数用に予約済みであり、プログラム コードを格納することはできません。
フラッシュと OTP の待機状態は、アプリケーションによって設定されます。これにより、動作周波数がより低いアプリケーションが、より少ない待機状態を使用するようにフラッシュを設定できます。
フラッシュ オプション レジスタでフラッシュ パイプライン モードを有効化することで、フラッシュの実効性能を向上させることができます。このモードを有効にした場合、リニア コード実行の実効性能は、待機状態の設定のみによって示される「素の性能」よりもはるかに高速になります。フラッシュ パイプライン モードを使った場合の実際の性能向上は、アプリケーションによって異なります。
フラッシュ オプション、フラッシュ待機状態、OTP 待機状態レジスタの詳細については、『TMS320F2803x リアルタイム マイクロコントローラ テクニカル リファレンス マニュアル』の「システム コントロール」の章を参照してください。