JAJSEG7 December 2017 TMS320F28377D-EP
PRODUCTION DATA.
製品開発サイクルの段階を示すために、TIでは TMS320™ MCUデバイスおよびサポートツールすべての型番に接頭辞が割り当てられます。それぞれのTMS320 MCUの商用ファミリ・メンバには、TMX、TMP、TMSのいずれかの接頭辞があります(たとえば、TMS320F28379D)。テキサス・インスツルメンツは、サポート・ツールの3つの可能な接頭辞のうち、TMDXおよびTMDSの2つを推奨しています。これらの接頭辞は、エンジニアリング・プロトタイプ(デバイスではTMX、ツールではTMDX)から、完全に認定済みの量産版デバイスとツール(デバイスではTMS、ツールではTMDS)まで、製品開発の段階を表しています。
デバイス開発の段階は次のとおりです。
TMX | 実験的デバイスで、最終デバイスの電気的特性を必ずしも表しません。 | |
TMP | 最終的なシリコン・ダイで、デバイスの電気的特性に適合しますが、品質および信頼性の検証は完了していません。 | |
TMS | 完全に認定済みの量産版デバイスです。 |
サポート・ツール開発の段階は次のとおりです。
TMDX | 開発サポート製品で、テキサス・インスツルメンツの社内認定試験はまだ完了していません。 | |
TMDS | 完全に認定済みの開発サポート製品です。 |
TMXおよびTMPデバイスと、TMDX開発サポート・ツールは、以下の免責事項の下で出荷されます。
「開発段階の製品は、社内での評価を目的としたものです」
TMSデバイスとTMDS開発サポート・ツールの特性は完全に明確化されており、デバイスの品質と信頼性が十分に示されてきました。TIの標準保証が適用されます。
プロトタイプ・デバイス(TMXまたはTMP)の方が標準的な製品版デバイスに比べて故障率が大きいと予測されます。これらのデバイスは予測される最終使用時の故障率が未定義であるため、テキサス・インスツルメンツではそれらのデバイスを本稼動システムで使用しないよう推奨しています。認定された量産デバイスのみを使用する必要があります。
TIデバイスの項目表記には、デバイス・ファミリ名の接尾辞も含まれます。この接尾辞は、パッケージの種類 (例: PTP) と温度範囲 (例: T) を示しています。Figure 7-1に、任意のファミリ・メンバについて、完全なデバイス名を読み取るための凡例を示します。
デバイスの型番と詳しい注文情報については、TIのWebサイト(www.ti.com)を参照するか、TIの販売代理店にお問い合わせください。
ダイのデバイス項目表記マーキングについて、さらに詳しい説明は、『TMS320F2837xD デュアルコア Delfino™ MCU シリコン正誤表』をご覧ください。